トライストーン・エンタテイメント/ディライト・エンタテイメント企画制作「いのこりぐみ」IMM THEATER
<2026年2月4日(水)夜>
とある小学校の放課後の教室。生徒の母親から担任を変えてほしいと言われて、まずは何があったのかを把握するために面談をすることになった教頭と、保護者と1対1では会えないため付合わされた教師が来校を待っている。過去にも学校に文句を言ってきたことがある母親に備えている2人だが、はたしてやって来た母親は担任を変えてほしいの1点張りで要領を得ない。
三谷幸喜の新作4人芝居。幕が開いて役者が出揃ったときにはきっとこうだろうなとオチは読めて、あとはそこまでどうやって話が流れるかを楽しむところ。その流れに観客席側の空間を使うのが若干反則気味なものの、適度な突っ込みもあって楽しめる。駄目押しのオチはさすがにどうだろうかと考えたものの、この日この時間ならぎりぎり成立たなくもないような設定だった。人称の使い方だったり、結論ははっきりとさせつつ観客によって肩を持ちたくなる役が微妙に違うだろうなという線を狙った脚本はさすが。1時間45分の長さもいい。
4人とも上手なところ、客に芝居を届ける演技の教師役の小栗旬と母親役の菊地凛子に対して、客の注目を自分に引付ける演技の教頭役の相島一之と担任教師役の平岩紙でタイプが分かれていた。どちらが好みかは観客次第なものの小劇場の観客が長い自分は後者の2人の演技に惹かれる。
