2012年1月22日 (日)

劇場、音楽堂等に関する基礎データ

以前コメント欄でやり取りしていた国の助成の話ですが、続きが出て紹介されていました

ここに、助成の話よりある意味もっと重要な基礎データがPDFで載っています。観客としてでも関係者としてでもいいので、自分が思いつく一番成功している(好きな、よく行く)劇場と、一番失敗している(嫌いな、二度と行かない)劇場を想像しながら読むと、いろんな情報が読取れていいと思います。

で、読みたいけど、風邪なのでパス。後で読む。

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2012年1月18日 (水)

つまらないものをつまらないと書くのはむずかしい

たまたま読んだら、海外まで観にでかけたり批評を投稿したり英語を勉強したり、趣味を突詰めるとここまでやってしまうという見本のようなエントリーを見つけた。大阪に出かけるなんて遠征のうちにも入らない。

優れた批評を書けるようになるための前提条件としてひとつ掴んだと思っているのが、「自分はこの劇について何を論じたいのか」というスタンスを明確にする こと。それは、舞台を鑑賞しながら心に残った「引っかかり」を大事にして、それについてひたすら考え抜いてみることが元になるのでしょう。「引っかかり」 にひとつでも多く出会うためには、対象の舞台に様々な角度から関わる知識を持っていることが重要。その劇の戯曲の上演史、演出家・制作カンパニーの姿勢、 また現代演劇界の動向、それから文学・歴史・あとおそらく哲学の一般教養、更には現代の社会一般について知見を備えていることも、プロの演劇批評家にとっ ては必須なのでしょう。

全文はリンク先を読んでもらうとして、この引用文を読んだ人が、どこに興味を持ったか、あるいは持たなかったかを一度考えてからこの先を読んでほしい。

以下自分の場合。

自分はプロの批評家になるつもりも素養もないけど、これまで感想をブログを書いてきた経験から、引っかかりを大事にするという点にはとても共感を覚える。つまり前半部分にとても興味を持った。順番は違うけど似ている。

文句なしに面白かった芝居と、弁解の余地がないくらいつまらない芝居の場合はいいけれど、問題はひとつの芝居の中でいろいろな要素が玉石混合な場合。そしてそういう芝居はとても多い。

感想を生のまま持つのは、他の人はいざ知らず自分にはとても難しくて、芝居中に何か大きいインパクトがあると、それに引張られてしまう。特に、まあまあ無難な芝居の中にものすごい面白い要素が混じった場合、ついうっかり「面白い」と書いて、後で失敗したと反省することがたまにある。どのエントリーがとは言わないけど。

それを何度も繰返して覚えたのが、とにかく観終わった直後の第一印象に従うということ。見所がたくさんあったのに不満だったり、粗がたくさん目立ってもどこか揺さぶられたり、そういう第一印象を「引っかかり」として覚えておいて、帰りの道すがら、それはどうしてだったのかを考えて突止める。これは本当に最近覚えたことで、ターニングポイントは3ヶ月前の「イロアセル」の感想エントリー。エントリーの順序は前後するけど、その前にスタニスラフスキーの本を読んだ影響でそういう「引っかかり」を分析する「取っかかり」が見つけられていたのでそういう感想が書けた。

この2本のエントリーを書いてから、スタッフワークに言及することにあまりこだわらなくなった。学生時代にスタッフをやった経験からよくも悪くも気になることが多かったけど、人によって「あのパートがよかった、と言われた時点で目立ちすぎて失敗」と考える人もいるみたいだし、引っかかる箇所を突詰める過程で結果としてそれなりに触れることもあることがわかったので無理に気にすることはやめた。そうしたら、役者とスタッフの境目が消えて、全体的な感想に近づいて、「何が論じたいのか」に集中できることが増えた。そうやって書いたものが、後で読みかえして自分で面白いエントリーになったことを去年の年末に体験したのは、大げさにいうと人生のターニングポイントで、ああ感想ってこうやって言語化するものか、と実感できた。

そういう実感の後で考えると、その芝居がなぜ面白いか、またはつまらないかを書くのは、楽しいというのともまた少し違うけど、進んで書きたいと思える。そういう気持ちがあればこそブログをやっているわけだし。むしろその芝居がよかったか、つまらなかったか、そこで自分の第一印象を裏切らないように書くこと、特に、全体的によくできているように見えて不満を覚えた芝居を「つまらない」と判断して書くところが自分には一番難しい。他はさておき、芝居の感想については第一印象を裏切らないという経験をもっと積んで、自分の第一印象を信用できるようになりたいと思う。

ここまで書いてこのブログを検索したら、「つまらない」っていう単語を思ったよりもたくさん使っていました。今後は「つまらない」という単語を使わないでつまらなさが伝わるように工夫します。

ただし、第一印象の引っかかりを覚えたり突詰めたりすることと、それをよい文章に書くこととはまた別で、文章技術は技術としてもっと磨かないといけない。雑でもいいからわすれないうちに、感想はできるだけその日に書くようにしているので、時間が限られているなら長文になるほど雑になるのは当然のこと。でも、思いついたことをそのまま書いても、もう少し読みやすい文章になってもいいと思う。

それでこっち方面も勉強しないと駄目か、とか考えて、そうやってみんな勉強していくんでしょうね。引用元の管理人とは違って、自分の場合は趣味を趣味として維持したほうが自分のためになるという直感があるから、勉強の方向もまた違うだろうけど。

そのついでに何か英語を勉強したくなるような趣味を持ちたい。毎年イギリスに芝居見物に行く、とか勝手に目標を立てればいいのかな。

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2012年1月14日 (土)

2011年の東京小劇場スケジュールがすごい

#10の観劇インプレッションで公開されています。「東京とその周辺で上演された、一般当日券が5000円以下の演劇公演」が2738件だそうです。こういうデータがまとめられているのはとても貴重。

欲を言えばチケット価格も残してあるとものすごい助かったけど、これだけのデータをまとめてくれた人にそこまで要求するのは強欲。5000円超の公演は上演している劇場が限られるし公演期間も長いものが多いだろうから、記録の残っている劇場なら自力で掘れるはず。あとで改めて読む。感謝。

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2012年1月11日 (水)

Broadway Weekなんていう半額キャンペーンがあるらしい

ネタ元はこちら。英語のタイトルを見ただけで演目がわかるような公演がずらりと半額らしい。すごい。

やっぱりこういうの、すごい狭い範囲に一定数以上の劇場が固まっているからできるんだよな。

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2012年1月 9日 (月)

引続き「東京原子核クラブ」の日程が半端すぎる

きたきた。なのに相変わらず東京公演の上演期間が短すぎる。けど今回は見逃したくない「東京原子核クラブ」が2012/06/27 - 07/01で俳優座劇場で上演予定。他、演鑑での他地域上演あり。

野田秀樹の「The Bee」がワールドツアーをできるならこれもできると思うんだけどな。ちまちまやらないで3ヶ月公演とかやればいいのに。

ちなみにこれは脚本というか戯曲本を買って読んだけど、いくつかマキノノゾミの注釈があったにも関わらず、この一見平易な脚本からあの舞台が立上がるプロセスがさっぱり理解できない。技術ってやつなんでしょうね。

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PARCO PRESENTS「志の輔らくご in PARCO 2012」PARCO劇場

<2012年1月8日(日)昼>

35年間無遅刻の教師が人生で初めて授業に遅刻した理由とは「タイムトラブル」。雛人形作りを見学したいとフランス大使の妻と娘が突然田舎町にやってくる「メルシーひな祭り」。兄弟子に連れられて初めて行った吉原で出くわした花魁道中、太夫に一目ぼれした職人の恋煩い「紺屋高尾」。

年の初めらしい華やかな演目がそろって、出来もよし、文句なく屈託なく楽しめる3本。PARCOでやるときは演目が当日決まる場合と同じ場合とがあるのかな。今年は映像や舞台装置から、たぶん同じ演目で通すと思われる。

去年がひどかったから意識して明るい話を用意したらしい。4月ごろから糸井重里や矢野顕子と組んでいろいろやるらしい。こういうときに、体ひとつ楽器ひとつの芸を身につけた人たちの強さを感じる。

で、話は文句なく楽しんだのだけど、3本目の紺屋高尾、この話を「ないないありえない」とか否定せず、出来に文句なく楽しんだ自分の心が気になった。いい話だと純粋に感動したのか、よくできた作り話と割切って楽しんだのか、これこそニホンジンの考えるニホンの至高の恋愛という感性を味わって満足したのか。あれですよ、歌舞伎のイチョウは春でも黄色くないとイチョウじゃないと感じる日本人の、理想の型に近いことを尊ぶ感性。どういう楽しみ方をしたのか自分でもわからない。3つとも混じっていたんだと思う。

落語を聴いてこう考えるのが幸せなのかどうなのか。もっと素直に余韻を楽しめばいいのにと自分でも思う。でもこれからの世の中は、こういう考え方を訓練しておかないと困るだろうから素直に余韻を楽しむのはあきらめる。

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2012年1月 5日 (木)

座・高円寺の劇場創造アカデミー

年末の芝居でもらったチラシを整理していたら座・高円寺の劇場創造アカデミーというのを見つけた。演技コースのほかに、舞台演出コースと劇場環境コースもあるところが自分には新鮮な2年制。講師陣も一部新国立劇場とかぶっているけどかなり豪華。大学や全国の公立劇場とも連携しているとのこと。ちょうど今月の15日に募集説明会を行なうらしい。試験を大阪でも実施するのは遠方の人にはよい対応(それでも遠方の人はいるけど)。

次の募集が4期生(であっているかな)なころに気がつく自分の反応も遅いけど、新国立劇場の演劇研修所と比べると、演技コースよりは舞台演出コースや劇場環境コースのほうに力をいれている印象を受ける。住分けるのと、競争するのと、どっちがいいんだろう。他にもさいたま芸術劇場だとゴールドシアター/ネクストシアターもあるし、世田谷パブリックシアターは頻繁に制作者や技術スタッフのセミナーも実施しているみたいだし。いつからこんなに流行りだしたんだろう。公立劇場は人材育成も使命だと目覚めたのか。たとえそれが真似でもいいので(単なる真似でここまでできるとは思っていない、ものの例えです)、このいろいろな環境から、誰が見ても大成功という例がひとつ(ひとり)でも出てくると弾みがついていいけど、どうだろう。あと5年先か。

話は変わって、こういう「日本の芝居勉強環境」「劇場の若手劇団育成」みたいな話は、変遷の真っ只中では忘れられがちだけど、後で面白い話になると思うので、誰か今からまとめてもらえると後でいろいろ役に立っていいと思う。

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2011年12月30日 (金)

2011年下半期決算

決算です。

(1)キャラメルボックス・アナザーフェース「ナツヤスミ語辞典」新国立劇場小劇場

(2)虚構の劇団「天使は瞳を閉じて」シアターグリーン BIG TREE THEATER

(3)Project Nyx「伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪」ザ・スズナリ

(4)DULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」シアターグリーンBox in Box

(5)劇団☆新感線「髑髏城の七人」青山劇場

(6)維新派「風景画」西武池袋本店4階まつりの広場

(7)新国立劇場主催「イロアセル」新国立劇場小劇場

(8)TBS・サンライズプロモーション東京主催・制作「志の輔落語 in ACT」赤坂ACTシアター

(9)松竹主催「美女はつらいの」大阪松竹座

(10)文学座「岸田國士傑作短編集」紀伊国屋サザンシアター

(11)ホリプロ主催「炎の人」天王洲銀河劇場

(12)新国立劇場演劇研修所「ゼブラ」新国立劇場小劇場

(13)キューブプレゼンツ「有毒少年」CBGKシブゲキ!!

(14)第三舞台「深呼吸する惑星」紀伊国屋ホール

(15)世田谷パブリックシアター企画制作「狂言劇場 その七 Bプロ」世田谷パブリックシアター

(16)ままごと「あゆみ」横浜赤レンガ倉庫1号館

(17)M&O playsプロデュース「アイドル、かくの如し」下北沢本多劇場

(18)PARCO主催「90ミニッツ」PARCO劇場

(19)パルコ企画製作「ロッキー・ホラー・ショー」神奈川芸術劇場ホール

(20)さいたまゴールドシアター「ルート99」彩の国さいたま芸術劇場小ホール

以上20本ですが、隠し観劇が1本あって21本、チケットはすべて公式ルートで購入した結果、

  • チケット総額は118050円
  • 1本あたりの単価は5621円

となりました。上半期の10本とあわせて

  • チケット総額は177130円
  • 1本あたりの単価は5714円

です。後半に無理矢理詰込んだら30本に乗ってしまった。もっと減らさないといけないのに。

下半期の筆頭イベントはやはり新国立劇場演劇研修所のオープンスクール参加。あれはいろいろ刺激になった。ただ、神経の変なところを刺激されたようで、受講時に消化しきれなかったのはしょうがないにしても、年末になっても妙にひっかかっている。受講直後はためになったと思ったからこそあの5部作の長文エントリーを書いたけど、本当に受けたことがよかったことなのか、今になって迷う。いまさら受けない昔に戻る選択肢はないので、迷ってもしょうがないけど。

そこから展開していつにない読書。スタニスラフスキーを読んで、そのアメリカの末裔たちを読んで、日本の近代芝居の歴史を読んで、それを発展させた人の話を読んで。オープンスクールで受けた情報をとっかかりにして読めたので頭に入る情報量が違う。これも一度に読みすぎて消化に時間がかかった感はあるけど、どれも読んでよかった本。他に読んだ本、積読の本もあるけど、それは来年に持越し。

そして公共性の話。助成金の配分とか、文化庁の案とか、大阪の美術館とか、開演時間の話であれこれやとか、不正受給あれこれやとか。ありすぎてどうでもよくなる勢い。これ、自分の場合は公共性とか考えないで、まず観客として何を望むのかをはっきりしたほうがいい。

ようやく芝居。芝居については、11月に大空振り月間があって、12月はだいぶ持ち直した。ただ下半期の1本は8月のDULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」。後でまったく関係ない件で脚本演出家とやり取りしたけど、それとは無関係にこれ。通年だと、三谷幸喜の「国民の映画」も候補なんだけど、あれは本当に時期が悪かった。見逃したほうだと、青年団の「ソウル市民5部作」をあの長期公演期間で見逃したのは悔やまれる。他に(9)で初の関西遠征もあったけど、勢いだけで遠征するものじゃない。

3月の地震の後で芝居の趣味は変わって、その目でいろいろ観てきたけど、こうやって決算で改めて並べてみて、わざわざ観なくてもよかった芝居の多さに我ながら頭を抱えたくなる。玉石混合はライブパフォーマンスの常だし、芸能ごとは石のほうが多いのも常だけど、それにしても石のほうが多かったし、ひどい石もたくさんあった。なんでこんな結果なのかと考えたけど、玉を出せる人が関わっていない芝居では玉にならない、石が玉に化ける錬金術はない、鍵となるポジションにそもそも玉を作れる人がいないと駄目、というのが仮説。どこが鍵なのかはまだ確信がないけど、たぶん演出家。それが必ず当たりにつながるわけではないけど、駄目な演出家の芝居は何をどうやっても駄目なんじゃないのか。昔は脚本7割と考えていたんだけど、脚本がどれだけよくても、その良さを引出せないと宝の持ち腐れになるし、複数人の役者が登場する芝居で1人、2人だけいい役者がいても、いい演技が浮いたらよくない演技に見えるので意味がないので、全体を調整して高い水準に持っていけないといけない。もちろん舞台で演じているのは役者だけど、いい役者が揃っても駄目な場合は駄目なのも事実。

話を元に戻して、地震の後の目で観て、芝居という表現分野のポテンシャルは実感したけれど、そのポテンシャルを使いこなせる関係者の少なさも実感した。自分は「芝居ファン以上、芝居マニア未満」と自分を位置づけているけど、そんな自分は、迷った芝居は観に行かないという態度でちょうどいいというのが結論。面白い芝居は面白くても、そんなに面白い芝居はめったにない。もっと意図的に時間と費用を減らさないといけない。去年の目標が実行されていないのは反省材料。月1日2本、年間最大で12日24本という同じ目標を継続。本数より時間優先で縛ったほうがいいかも。実際、仕事でいろいろ変化があって、趣味にうつつを抜かしている間に仕事がよくない状態になってしまった。これを切抜けることが最優先で、芝居は観たくても我慢するくらいでちょうどいい。

最後にブログのエントリーについて。この決算を書くために読み返したら、長文が増えている(そもそもこの決算も長文だ)。しかも文章として破綻しているものもある。自分の理想は簡にして要を得た短文だし、そもそも文章がおかしいのはもってのほか。なのに、これが自分でいうのもなんだけど、面白かった。たぶん、自分で考えて、考えた結果が書きたいことになって、それを考えたなりに書いたため。他人が読んだら意味不明な文章でも、自分のためにはとてもよい結果だった。初代ブログから中断をはさんで8年目、誰に頼まれたものでもない自分のためのブログは、ひょっとしていいものかもしれない、と初めて思えた。

この11月、12月の更新頻度と長文とが異常で、今後はもっとそっけないブログに戻るかもしれませんが、むしろそれが本来のこのブログです。引続き細く長くのお付合いをよろしくお願いします。

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2012年1月から4月までの公演メモ

今のところわかっているものを挙げておきます。首都圏公演を初日順で。

・シス・カンパニー企画製作「寿歌」2012/01/05 - 02/02@新国立劇場小劇場:きちんと観たことがない北村想を魅力の3人で。

・PARCO PRESENTS「志の輔落語 in PARCO」2012/01/05 - 02/05@PARCO劇場:今年は観られるか。

・Bunkamura企画製作「下谷万年町物語」2012/01/06 - 02/12@Bunkamuraシアターコクーン:唐十郎作、蜷川幸雄演出、宮沢りえ出演。

・こまつ座&ホリプロ企画製作「十一ぴきのネコ」2012/01/10 - 01/31@紀伊国屋サザンシアター:よくみると長塚圭史演出の、男ばかりの井上ひさし芝居。

・五反田団「びんぼう君」2012/01/17 - 01/29@アトリエヘリコプター:最近観のがしてばかりの五反田団。

・ハイバイ「ある女」2012/01/18 - 02/01@こまばアゴラ劇場:岩井秀人はまだ「て」しか観ていないので次が観たい。

・世田谷シルク「渡り鳥の信号待ち」2012/01/19 - 01/22@シアタートラム:世田谷パブリックシアターが目をつけていて気になる世田谷シルク。

・劇団鹿殺し「青春漂流記」2012/01/19 - 01/29@紀伊国屋ホール:高田聖子や廣川三憲がゲストの今回は紀伊国屋ホール。

・テアトル・ド・アナール「ヌード・マウス」2012/01/24 - 01/29@赤坂RED/THEATER:次々と公演する谷賢一よりも、このタイミングで新しい演出家を捕まえる制作の伊藤達哉の手腕に感心しきり。

・ベッド&メイキングス「墓場、女子高生」2012/02/01 - 02/05@座・高円寺1:よく見ると脚本演出も役者もなかなか豪華。

・オリガト・プラスティコ「龍を撫でた男」2012/02/03 - 02/12@下北沢本多劇場:KERAと広岡由里子のユニット第5弾は意表をついて福田恆存脚本。

・オペラシアターこんにゃく座「金色夜叉」2012/02/10 - 02/12@世田谷パブリックシアター:一度舞台で観てみたかった古典。

・日本テレビ/キューブ主催「PRESS」2012/02/17 - 03/04@Bunkamuraシアターコクーン:明石屋さんまと生瀬勝久のコンビ。

・こまつ座「雪やこんこん」2012/02/19 - 03/11@紀伊国屋サザンシアター:これは鵜山仁演出の井上ひさし芝居。

・さいたまネクスト・シアター「ハムレット」2012/02/20 - 03/01@彩の国さいたま芸術劇場インサイド・シアター:この前みた役者が気になるので興味があるけど、蜷川幸雄はハムレット7回目というのも興味がある。

・北九州芸術劇場プロデュース「テトラポット」2012/03/02 - 03/04@あうるすぽっと:脚本演出はままごとの柴幸男。

・世田谷パブリックシアター企画制作「サド侯爵夫人」2012/03/06 - 03/20@世田谷パブリックシアター:本を読んで三島由紀夫に興味がわいて、6人の女優陣も申し分ないけど、演出の野村萬斎が不明要素。

・シス・カンパニー企画製作「ガラスの動物園」2012/03/10 - 04/10@Bunkamuraシアターコクーン:今まで見逃していた古典に、深津絵里と立石涼子という「春琴」を思い出させる2人がキャスティング。

・大人計画「ウェルカム・ニッポン」2012/03/16 - 04/15@下北沢本多劇場:チラシからは松尾スズキのターニングポイントになるような予感を感じさせるのだけど、さて。

・公益財団埼玉県芸術文化振興財団「魔笛」彩の国さいたま芸術劇場 大ホール:ピーター・ブルックの来日公演。

・NODA・MAP企画製作「THE BEE」2012/04/25 - 05/20@水天宮ピット 大スタジオ:冗談抜きのワールドツアーで、日本が最後。

後でわかったものがあったら追加。適当な時期になったら区切って新しいエントリーを作成。

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「どうしたら夢が叶うか」と「どうしたらそれで稼げるか」

2つ紹介。最初はこれ。元の話は絵を描く仕事だけど、ここで紹介するということは芝居も同じだろというつもり。

なので、まず「○○になろうかどうか迷っている」とか人に相談している時点で、もうその人は向いていない。感覚がまともすぎる。仮にその仕事に就けたとしても、結局続けるべきかどうかで悩んで、まず成功できない。目の前のいばらの道を進むか迷っている人間が何の躊躇もなく突き進む異常な人たちと闘って勝つ自信があるのか、と。その断固たる決意があるかどうかは見る人が見ればすぐわかると思います。

それと、「○○になりたいんだけど、どうすればいいですか?」っていう人も向いてない。どの世界でも成功できる人は恐ろしいくらい自分の実力を客観的に見て、自分に足りないものを認識した上で、その世界を見渡して、今、何をすべきかを的確に判断できる賢明さを持ってます。これも一種のセンスだと思います。申し訳ないけど、この女の子に必要なのは絵の才能よりも、そういった自分を客観視する感覚で、周りがそれを気づかせてあげられないのも不幸だなぁと思ってしまったわけです。(まぁ、逆説的ですが、絵がうまい人というのはこの客観的に物事を見る能力が長けているからうまいと思ったりもするのですが。)

そういったわけで、この女の子に「まだ若いんだからいくらでも可能性はある。がんばって!」というのは簡単ですが、やっぱり僕があの女の子の担任だったら上記のスレにあった富野さんのようにOLになった方がいいよ、と言ってしまうのが優しさかなぁと思います。

なんか自分が書いたような文章だけど、自分ではない。で、そうやってめげたところに西原理恵子の言葉をまとめたエントリーの紹介。

努力のしかた

  • 順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃあ、いけない
  • 目標は「トップになること」じゃない。これだけは譲れない、大切な何かを実現すること
  • 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと
  • 自分の得意なものと、限界点を知ること。やりたいこと、やれることの着地点を探すこと。最下位の人間には、最下位の戦いかたがある
  • 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる

苦労した人の忠告は値千金、心にしみます。なんですけど、これには次がある。

「カネ」を失うことで見えてくるもの

  • 銀玉親方に教わったのは、まず 「負けてもちゃんと笑っていること」。これはギャンブルのマナーの、基本中の基本
  • ギャンブルでした失敗を、もし、どうにも笑えなくなったなら、それはもう、その人が受け止めきれる限度を超えた負けかたをしてるってこと
  • 限度を超えたが最後、ギャンブルは、怖い本性をむき出しにして、その人に襲いかかってくる

以前の「10年経って駄目なら芽が出なかったということ」もそうですけど、その道の大家のアドバイスはとても具体的です。およそあらゆる人生はギャンブルなわけですが、芝居の道に進むというのは賭け金の大きいギャンブルなので、笑えなくなった時点がギブアップのタイミング。

他人事じゃないので、覚えておきます。

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«「短すぎる公演日程や早すぎる開演時間の演劇は公共性がない」