PARCO PRESENTS「志の輔らくご in PARCO 2007」パルコ劇場
<2007年1月5日(金)夜>
立川志の輔による落語3本。
翌日に控えた新年会で行なう隠し芸が思いつかない男が神頼みをしたところ、やってきたのは「七福神の新年会」。
雛人形の見物にやってきたお偉いさんの妻と娘を案内するはずがおかしなことに「メルシーひな祭り」。
血筋のない家柄から引立てられるも、同業者の妬みから損な役を割当てられた歌舞伎役者が一世一代の大勝負に「中村仲蔵」。
自分から落語を聴きに行ったのはこれが初めて。最初が爆笑、次が笑ってホロリ、最後はハラハラ。大満足。ネットによれば、最初は新作、次がオリジナルのもちネタ、最後は定番の噺らしい。新作に季節ものの七福神を扱って笑わせるあたり、サービス精神満点。枕も上手。
落語というのは座って行なう独り芝居という面もあるが、志の輔は演じ分けも上手で、特に「中村仲蔵」での四代目市川団十郎の渋さにしびれた。
公演期間を3つに分けてそれぞれ演目を変える模様なので、チケットが取れれば他の2つもぜひ観たいところ。
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