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2007年6月17日 (日)

阿佐ヶ谷スパイダース「少女とガソリン」ザ・スズナリ(一部ネタばれあり)

<2007年6月16日(土)夜>

地理に由来した差別を周囲から長年受けてきた某地域。再開発の影響で長年営業されていた蔵元が解散し、そのため無職となった元職人たちは居酒屋に集って蔵元の復興を目指しつつ、再開発に抗議を続けている。彼らはあるアイドルとその歌を支えに日々の苦難を辛抱していたが、そのアイドルが再開発のオープニングセレモニーに招待されたことを知り、葛藤する。ところが、向こうから店にやってくる。

長塚圭史の妄想炸裂。過去にも組んだ男臭いキャストで、はじけるはじける。歌もあるし、舞台びしょ濡れだし、血もあるし(笑)。演歌の世界とお笑いの世界を自由に組合わせつつ、差別の話をひっそりと絡めて、休憩なしの2時間30分をまったく飽きさせない。最後の歌は男の声を強調した歌い方(海外のサッカー中継を見るときの、男の声が地鳴りのように響く応援みたいな感じ)で格好よかった。この歌詞は当日パンフに載っているけど、作詞はやっぱり長塚圭史なのかな、とてもよいです。

終盤に中村まことと犬山イヌコと2人だけの場面があるが、ここでの2人の表情が違うベクトルでそれぞれ絶品。それを堪能できたのはこの規模の劇場ならでは。小劇場の芸達者がそろってしまった中ではあるが、それを差引いても下宮里穂子は歌も演技もまだまだ。これを上手く使いこなした長塚圭史はさすが。

スタッフワークは、スズナリでは観たことがないような高水準。特に、乱暴に扱ってもビクともしない美術と格好いい音楽。劇場全体までいろいろ飾りつけている。当日券の発売も人手を割いて丁寧な運営で、好感度アップ。

少々値段が張るけど、それ以上の価値はある。文句なしのお勧め。

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