2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

« タダ飯タダ酒タダ芝居 | トップページ | 2007年上半期決算 »

2007年6月28日 (木)

世田谷パブリックシアター企画・製作「国盗人」世田谷パブリックシアター

<2007年6月27日(水)昼>

白薔薇国と赤薔薇国との戦いが起こり、白薔薇国の勝利が決まった後のこと。白薔薇国の王族の一員でありながら戦いで怪我を負い、目だった官職に就けなかった悪三郎。様々な恨みが重なった彼は、自らが王の地位に就くべく、兄たちや、元赤薔薇国の王族だった者たちを追落とすことを画策する。

シェークスピアの「リチャード三世」がオリジナル。とは言いつつそちらは観たことが無い。「天保十二年のシェークスピア」とか「朧の森に住む鬼」とか、アレンジされたものから原作を想像するのみ。よくできた話しだなとは思うけど、休憩を挟んで3時間は長い。戦国時代ものは和風のアレンジが合うようで、能の技術をちりばめた演出は面白かった。けど、一部を除いて全体にリズムがゆったりしているので、間延びしているように感じた。休憩抜きで2時間20分くらいだとちょうどよくなったかも。いずれ再演すると思うので、その際はスピード感重視でおねがいします。

石田幸雄とか大森博史とか、周りの人はよいのだけど、主役でほとんどしゃべりっぱなしの野村萬斎の狂言口調が悪い方向に働いたのでは。王子(萩原もみぢ)が普通に話すのを聞いて、ものすごく魅かれた(この人、短い出番だったけどいい見せ場でしたね)。白石加代子はもちろん上手なんだけど、担当の役が多すぎて、人物関係の理解にはマイナスに作用したのが惜しい。

石と鉄の劇場である世田谷パブリックシアターから既存の舞台を取払って、木製の変形能舞台とブラインドを持込んだ美術は力作。ずいぶん太い木材で作られていたみたいだけど、どこかから既存の舞台を持込んだのかな。

劇場内ではシェークスピア史劇(?)シリーズと題して、日本で上演されたリチャード三世他のポスターを特集していた。いつもいろいろなポスターを飾っているけど、演目に合わせてこういう企画が繰出せるあたりは、劇場の余裕というものなんだろう。

« タダ飯タダ酒タダ芝居 | トップページ | 2007年上半期決算 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« タダ飯タダ酒タダ芝居 | トップページ | 2007年上半期決算 »