物好きな客は一定数はいるものだ
fringe経由でまど。の「C.T.T. Selection in HIROSHIMAの開催」より。
最近の東京では劇団単位でやるところもあるみたいだし、以前、惑星ピスタチオも同じようなことをやっていた。こういう試演会にもなんか名前があったはずだけど、忘れた。
「未完成なものを舞台に上げるのか」
「舞台とは照明や音響や舞台美術も含めた総合芸術ではないのか」
「どうせやるならなぜ本公演をみせないのか」
ここまでの過程で、すでにさまざまな声をいただいています。(本文より)
ただ観る側としては? 「おいしいかまずいか味見するのに」もしくは「これからの広島の演劇界の成長した舞台を観る為」にわざわざお金を払って時間を使って観に行くのですか?
(コメント欄)
こういう意見から察するに、広島(コメント氏は違うかも)は芝居の上演数も観客数も東京よりずっと少ないのだな、と思う(母数の極端な違いがあるのは承知。わざとですよ)。
私は試演会みたいなものに行ったことがない、ことを前提に話しますけど。
以前、年間50本観ていて、交通費の心配もなく、芝居が一番の趣味で、人気の商業芝居から噂の小劇団まで幅広く観ることができたころ。年間50本も観ていると、何本かは冒険に費やしてもいい、費やしたい、という気分になったもんです。
そういう客にとっては未完成な試演会というのは、
- 途中状態という、半分舞台裏みたいなものが観られる
- 上演後にいろんなトークが聴けるかも
- 後日本番を観て、その差分を楽しめる
- 安いから敷居が低いので、観たことがない劇団を観るにはちょうどよい
など、未完成ゆえの興味そそる成分を多く含んでいるんです。物好きといえばそのとおりなんですが。
主催者や参加者には、育てるためとか内輪なことを言い訳するよりは、「普段見られないあの役者の悩みっぷり」「近頃話題の劇団を一度に観られる」「しかもトークつき」「これでお値段なんと!」と、胸を張って某通販も顔負けの売込をしてほしい。個人的には、こじんまりした完成度よりも開き直ったインパクトを見せ付けてくれれば、下手でも全然構わない。本番とは違った楽しみ方はいくらでもあるはず。
もっと言えば、この人とかこの人とか、喜んで観てくれそうな人たちを呼んで、次回からはその紹介でさらに人を呼んで、宣伝も兼ねるとか。むしろ本番よりこっちのほうが盛上がるように持っていくとか(本末転倒?)。
もうとにかく、堂々とやってほしいもんです。
とりあえず、平田オリザに持ちかけて東京チャレンジとか。その場合、青年団の役者と演出で、同じ脚本を、仕上がり比較する企画なんて盛上がりませんかね。こまばアゴラ劇場での上演権を賭けて観客投票とか。
ちなみに私が何で行ったことがないかというと、単純にタイミングの問題です。試演会の性質上、ロングランはあり得ないので、興味のある試演会にタイミングを合わせるのは難しかった。
なんか無駄に独りで盛上がってしまったのでこのへんで。
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