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2007年10月17日 (水)

復帰祈願

参考にしているブログというのはそんなに多くないのだけど、中でも一番参考にしていたのが「ほぼ観劇日記」。同じ作品を観たときに読んでみると、ほう、おお、ふむ、と面白さとかツッコミどころについて納得することが多かったので、観るかどうかを決める際にも参考にしたりして。

最近は観た芝居のタイトルをまとめて1ヶ月分アップするエントリが続いている。忙しかったり、まあいろいろあるのだろう。あるのだろうけど、こちらとしてはエントリが読みたいので、復帰祈願としてエントリを書いてみる。

最近は新しいブログの開拓も怠っていたけど、もう少し開拓しないとだめかな、とか考えたり。

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2007年10月 8日 (月)

パルコ企画製作「キャバレー」青山劇場

2007年10月7日(日)夜

第二次世界大戦前のベルリンのキャバレー「キット・カット・クラブ」は連日大賑わい。そこの歌姫サリーは、客のアメリカ人クリフと恋に落ちる。幸せな生活を誓った2人だが、近づく戦争が2人の周囲に忍び寄る。

なんかいろいろと有名なミュージカル。来日公演で過去に観たことがあるけど、それよりもずっと面白い。翻訳臭を取除き、不自然な場面は小ネタで馴染ませ、さらに松尾スズキのオリジナリティーに最強の出演陣が加わって出色の出来。ひょっとして日本のミュージカル史上もっとも自然で違和感のない出来なのでは。

とにかく主要な出演者の仕上がりが素晴らしい。松雪泰子の歌とか、阿部サダヲのMCとか、小松和重の貫禄とか、平岩紙の無邪気さとか、森山未來の素直さとか、村杉蝉之介の怪しさとか。秋山菜津子はもはや別格の域。ダンサーも奏者も、上手な人を集めています。曲がいいのは元からですけど、演奏は特に気に入りました。上手いですよね?(<観てきた人)

あと訳詞が、適度に英語を残したりいまどきの口語を混ぜたりしつつ、音符の数からそれほど離れないように言葉を選んで、とにかく不自然さを感じない。クラブやパーティーの場面が多いので歌う場面自体に不自然を感じないで済むのも大きい。

その上で脚本本来の暗い部分がはっきり浮び上がるような、メリハリを持たせている。洋モノのミュージカルに対して松尾スズキの演出力が圧倒的に上回った感あり。

ミュージカルが好きな人はもちろん、ミュージカルが苦手で敬遠している人にこそ勧めます。これで無理ならミュージカルは当分諦めた方がいいくらい。高いですし、チケット取りづらいですけど、そこを何とか工面して一度キット・カット・クラブに行って御覧なさいな。

と絶賛して終わってみる。いやほんと、ミュージカル苦手の私が言うのですから。

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2007年10月 7日 (日)

キューブ企画製作「犯さん哉」PARCO劇場

2007年10月7日(日)昼

古田少年が成長していく過程を描くナンセンスコメディー。

筋らしい筋がない話。超がつくほどナンセンスなコメディー。チラシにもPARCO劇場のサイトにも内容については何も書かれていなかったことがその証拠。観終わってから本屋でシアターガイドを立読みしたら、そのことが書かれていて・・・。

劇中でも「PARCO劇場で8500円」と言っていたけど、うーん、劇場はさておき、5000円ならよかったのに。犬顔家の一族の陰謀は高くても納得できたけど。

というか、劇団健康再結成の「トーキョーあたり」が駄目だったのに、こういうのを観てはいけなかったな。役者は良い人ばかりなので、ナンセンスコメディーが好きという人は、挑戦してみては。

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THE SHAMPOO HAT「その夜の侍」ザ・スズナリ(ネタばれあり)

2007年10月6日(土)夜

女を轢逃げした男。女の夫は今でも妻のことが忘れられない。服役が終わって出所した男は働こうとしているが、その元に殺人の脅迫状が毎日届く。脅迫状に書かれた決行の日はすぐそこまでせまっている。

血の気の多い人間が出てくるのは良くあることだけど、いつもと違って場転の多い芝居。場転だけではなく、なんというか、いつもは登場人物の葛藤を表現することに集中していたけど、今回は登場人物同士の相互影響を時間軸を上手に使って表現したというか。

どこかおかしい登場人物は孤独で、やばそうでもそれなりにまともな登場人物は一緒に過ごす人がいるというのも、はっきり分けすぎだけど、そういうものかもと思ってしまう説得力。そういう孤独を強調するような照明の使い方がまたよい。

クライマックスの夜の場面は、赤堀雅秋渾身のお説教というか、愛というか、真剣すぎてしびれるくらい。いったいどういう心境でこんな場面を書いてしまったのだろう。

安定度抜群の役者と相まって、佳作です。こういう芝居はあんまり観られるものではないので、それも考慮すれば一見の価値有りです。

ただ安定度の欠片もなかった受付陣には文句あり。当日券発売直前まで整列スタッフを配置しなかったこと、「自由席でお客さんがあふれて座れていません」というチケット管理、空いた席に案内するときに前の人間を後ろの席に回す無神経、結局15分は遅れた開演。

これが21回目の公演って冗談じゃないのか。統括に野中隆光がクレジットされているけど、同姓同名の別人でなければ、出演役者が統括する段階はもう過ぎたんじゃないのかと、制作面は有能な専門家を連れてこいと、言いたくもなります。

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2007年10月 3日 (水)

スタート地点までが遠い

暇記事です。F1レースの運営がまずかった話ではありません。

以前のブログで「芝居の関係者たるもの年間何本芝居を観るべきか」と関係者でもないのに書いたことがあった。

その頃の自分は小劇場から商業演劇までバランスよく観ていた(はずの)ころで、芝居1本の平均単価が5000円。100本50万円は無理でも、50本25万円は観ましょうというのがそのときの結論。自分がそのころそれくらい観ていたので、やや強引な結論ではあったけど。

それ以上観るのは時間も金銭もきついのだけど、それくらい観たおかげで鑑賞眼ができた。鑑賞眼は大げさか。目が肥える状態まで到達しなくてもよくて、とりあえず上中下がわかる程度。自分で言うのは恥ずかしいけど、とかいいながら言ったけど。ある程度芝居に慣れることで余裕を持って芝居に臨むことができて、おかげで昔よりも芝居を楽しめる、味わえるというのはよいこと。

といっても、ミュージカルとかオペラはまだ苦手。ダンスとか音楽はからっきし。人生は未開拓の世界に囲まれているわけですよ。でも開拓するためには時間とか金銭とか、なにより相性があるわけで。自分は未開拓ばっかりだな。

何を書こうとしたのかわからなくなったからこの辺で。

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