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2008年3月14日 (金)

WOWOW野田秀樹特集

THEACONで紹介されていましたがWOWOWの特集がすごい。

  • 4月1日(火) 深夜1:50 「THE BEE」日本バージョン&ロンドンバージョン
  • 4月18日(金) 深夜0:00 「ロープ」(出演:宮沢りえ、藤原竜也ほか)
  • 4月19日(土) 午後5:30 「キル」(出演:妻夫木聡、広末涼子、勝村政信ほか
  • 4月25日(金) 深夜0:00 「キル」(出演:堤真一、深津絵里、古田新太、野田秀樹ほか)
  • 4月25日(金) 深夜2:40 「赤鬼」(出演:野田秀樹、富田靖子、段田安則、アンガス・バーネット)
  • 4月25日(金) 深夜4:20 「Right Eye.」(出演:野田秀樹、牧瀬里穂、吹越満)

特に4月25日が垂涎もの。「Right Eye」「キル(初演:放送は再演)」「贋作・罪と罰(初演)」は昔ビデオを持っていたんだけど、人にあげちゃったんですよね。もったいない。

でも「半神(野田地図版)」「パンドラの鐘」のビデオはまだ持っている。

昔、ある日男が一人やってきて、
その岬の波のどよめく陽もささぬ浜辺に立ってこう言った。
この海原越しに呼びかけて、船に警告してやる声が要る。
その声を作ってやろう。
これまでにあったどんな時間、どんな霧にも似合った声を作ってやろう。
たとえば夜ふけてある、君の傍の空っぽのベッド、
訪(おとの)うて人の誰もいない家、
また葉の散ってしまった晩秋の木々に似合った、
そんな音を作ってやろう。
鳴きながら南方へ去る鳥の声 十一月の風やさみしい浜辺によする波に似た音、
そんな音を作ってやろう。
それはあまりにも孤独な音なので、誰もそれを聞きもらすはずはなく、
それを耳にしては誰もがひそかに忍び泣きをし
遠くの町で聞けば、いっそう我家があたたかく、なつかしく思われる、
そんな音を作ってやろう。
俺は我とわが身を一つの音、一つの機械としてやろう、
そうすればそれを人は霧笛と呼び、
それを聞く人はみな
永遠というものの悲しみと生きることのはかなさを知るだろう。

当時あまりにも繰返し観たので、まだ覚えているかなと思って今なんとなくタイプしてみたら、結構覚えていた。探したところ、原作についてはこちらに、戯曲についてはこちらに掲載されていました。ビデオやこれらサイトと照らし合わせつつ、後日漢字や改行を修正しておきます。

舞台版の訳は、萩尾望都が自分の作品用に自分で訳したものを採用した読んだ記憶がある。それが小説の翻訳家の訳よりもよいとどこかのサイトで褒めていた。上記2つを比べるなら私もそう思う。戯曲を買っておけばよかったと今でもたまに悔やむ。戯曲は再版してくれないかな。

で、野田秀樹特集は観たいが、どうしたものか。

<2011年8月20日追加修正>

漢字と改行をとりあえず修正。ついでに以下にラストの箇所も追加。もし次に上演されることがあったら、戯曲本も再販してくれるだろうから、絶対に購入したい。

霧笛だ、霧笛が呼ぶんだ。
君は遠くから来たんだ。遠く深いところから。
千マイルもの向う、20マイルも深い海底から百万年もの時を経て、
そんなに長い間待っていた。あれは最後の一群。
ここに五年前に人が来て、この燈台を建てた。そして霧笛を備え付け、それを鳴らすんだ。
君は眠っている。深い海の底で、遠い世界の夢などを見ている。
昔、君たちの一群が幾千、幾万もいた頃の夢。
今ここに君のいる場所はない。君は隠れていなけりゃならない。
霧笛を鳴らすんだ。響いては消え、響いては消える。
君は目覚め、ゆっくりと動き出す。
水圧に身体を慣らしながら少しずつ、少しずつ上昇する。
急に上がったら体が破裂してしまうから三ヶ月ほどもかかるだろう。
冷たい水を千マイルも越えて来る。いく日もいく日もかかって。
そして、やっとやって来る。やって来る。

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