時代の空気
昔はいざ知らず、今の「空気を読め」という言葉には「他人の意見を認めない」という意味がこもっている。だから嫌いだ。空気を読んだ上で、でも意見を言える強さが理想。
でも今の時代の日本に閉塞感を感じないというのは、さすがに鈍いのではないかと思う。どれだけ恵まれた環境だとしても、日本で生活しているのであれば、そこかしこに閉塞感を感じさせるシグナルはある。
「バーム・イン・ギリヤド」はその閉塞感から脚本を選んだのだろうと思っていたし、それが確かめられたのもうれしいけど、でもそういう「鈍さ」に直面すると、空気を読めと思わず言いたくなってしまう。目覚めろというのももっともだ。
『バーム・イン・ギリヤド』をご覧くださった方の中には、芝居としては大好きだったけど、日本にはあまり関係のない話だと感じた、と云う方もいた。
思わず、日本よそろそろ目覚めろ、と言いたくなってしまう。
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