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2008年7月29日 (火)

歌舞伎は演出家必須にしたほうがいいんじゃないのか

野田版愛陀姫が2週間後に上演されることをついさっきまで知らなかった私の登場です。どこで宣伝していたのか知りませんが、宣伝しなくても完売するくらいなら宣伝する必要もないですねこれは。

念のためチケットWeb松竹で確認しましたが、第三部のみ全日程売切です。第一部、第二部はまだ余裕があることを考えると、観客の期待の高さが伺えます。これから観るためには幕見に挑戦しろと。

で、何でこれだけ人気が高いかというと、面白いからですね。野田版鼠小僧は観た事がありますけど、広い歌舞伎座の舞台を、勘三郎が縦横無尽に駆け回る、実にエンターテイメントな舞台でした。一度これを観てしまうと、普通の歌舞伎はテンポが遅すぎて観られたものではないです。これに対抗できたのは、三谷幸喜がPARCO劇場で上演した「決闘!高田馬場」くらいなものです(というほど歌舞伎を観ていないですし、蜷川幸雄演出も未見なのですが)。

今の歌舞伎があるからこそあれだけ役者が鍛えられているわけですが、ではその役者が出てきて、これだけ面白さが違うという点も考えるべきだと思います。で、歌舞伎は演出家必須にするというのが私の案です。昔の型に則って、たまに新しい解釈を加えるだけでは、音も美術も照明も衣装も仕掛けもある総合芸術の魅力の、半分も引出せません。

今すぐ全部の芝居を、とは言いませんが、せめて年に2本は演出家つきの舞台を導入して、歌舞伎の可能性を追求するほうが、結局は歌舞伎のためになるのではないでしょうか。

で、興行元としてはお客の呼べる演出家を探しているんでしょうから、とりあえず、歌舞伎未挑戦のKERAと松尾スズキを口説くところから始めてはいかがでしょうか。で、後藤ひろひと、長塚圭史、本谷有希子、青木豪と拡げていくのがよいかと。

あと、歌舞伎座を建替えるのであれば、シアターコクーンサイズの劇場を実験用に併設することで、いろんな演出家が挑戦できる機会を設けられるように仕掛けておくと、将来いいことがあるかもしれません。

面白い歌舞伎は面白いということがわかってきた最近の、取りとめもない雑感です。

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