パルコ企画製作「ウーマン・イン・ブラック」PARCO劇場
<2008年8月14日(木)夜>
若い頃の仕事で忘れられない経験をした、今は老齢の弁護士。その経験に悩みつづけた弁護士は、他人にその経験を語ることで自分の悩みが吹っ切れることを期待して、経験を親族に伝えることを決意する。だが人前で上手に語る技術を持たない弁護士は、役者を雇って個人レッスンを依頼する。弁護士の書いた内容を受取った役者は、内容が多すぎることを問題視し、2人で芝居形式で演じることで、より短く効果的に伝えることを提案する。さっそく稽古を開始する2人だが・・・。
ホラー系の怖い芝居筆頭とも言える英国作品。公式サイトによれば日本での上演は6演目らしいです。細かい演出がいくつか変更されていますが、大筋はそのまま、怖さも衰えず。私は前回の上演を観ていますが、それでも怖がってしまいました。役者よし、スタッフワークよし、真夏の怪談が観たい人はぜひ。怖いものが駄目な人も一度くらい挑戦してみては如何。当日券の入手方法はPARCO劇場のサイトに載っています。
役者については、前回公演で斎藤晴彦の声が小さくて後ろだと聞こえないという苦情が結構ありましたが、おそらく今回はそこまで心配しなくていいのではないか、と思います(今回はいい席で観ていたので実際に確認したわけではないのですが)。後ろの両端の席が空いていたのですけど、声に配慮したのか、単にお盆で空いていただけなのかは不明。
何を書いてもネタばれになるのでこれ以上は書きませんが、最後にひとつだけ前回も気になったことを。スタッフは大丈夫なのか、ってことですね(笑)。
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