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2008年9月21日 (日)

ナイロン100℃「シャープさんフラットさん(ブラックチーム)(ネタばれ若干あり)」下北沢本多劇場

<2008年9月20日(土)夜>

概要と当日券の話はホワイトチームのエントリー参照。

ダブルキャストを同じ日にハシゴするという、贅沢を通り越してもったいない観劇をしてしまいました。時間が許せば別の週に観たかったのですが、予定が未定だったので観られるうちに観ました。

こちらのチームでは小池栄子が実力全開。「ドライブ・イン・カリフォルニア」以来2度目ですけど、やっぱりこの人はいい女優だ。もっと舞台にたくさん出てほしい。このくらい大柄だと、大倉孝二とペアでも釣合がとれて舞台栄えしますね。こちらは劇団員に渋めの演出だった気がします。研究生とはいえ、登場しているのに劇団のHPに(このエントリー執筆時点で)クレジットされていない水野顕子はかわいそう。

以下、ホワイトチームとブラックチームの違いのメモ。ネタばれは避けますけど、違いを楽しみにしている人は読まないこと。片方しか観られない人は、基本的には観たい役者が出ているチームを観ればよいです。








で、違いですが、ストーリーに関してはほとんどありません。ネタ専用の場面は違うネタになっていますが。はっきり違うのはラストと、そのための伏線の張り方です。役では園田研々(廣川三憲と住田隆)、成瀬南(佐藤江梨子と坂井真紀)が演出が違うかな、という感じ。配役の関係で滞在者の子供(六角慎司と植木夏十)が息子と娘になっていますが、これはそこまで変わらない。全体では、ホワイトチームが周囲をより描こうとしていて、ブラックチームが主人公をより描こうとしていたような印象を受けましたが、そこまではっきりとした違いは私には見つけられませんでした。演出の雰囲気ががらりと変わるということもありません。今後脚本と演出を変化させる可能性はありますが、どちらを観るか迷っているひとは、観たい役者が入っているほうを観ればよいと思われます。

最後にひとつだけうっすらネタばれ。タッチの南ちゃんパロディの場面があったけど、あれはみんな元ネタを知らないのかな。個人的にはこっそり笑っていたのだけど。

<2008年9月21日追記>

映像の話を忘れていた。オープニングの映像はすごいけれども似た映像は以前導入していたのでまあ楽しんでください、と。で今回はそこから一歩進めて、個人的には意表をついた使いかたをしています。ホワイトチームの使い方が結構びっくり。

あと主人公の比較でいうと、大きな違いはつけていないけど、ホワイトチームの三宅弘城のほうが内にこもる、ブラックチームの大倉孝二のほうが外に出るように演出されたのかな。いや、大倉孝二は蹴りとかラストの説明とかあったからそう見えただけかもしれないんですけど。

公演終盤には変化していたりするのかな。気になる。とにかく気になる公演です。

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