ガンダム講談ってのがあるそうな
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先日のリチャード三世で初めて行きました。で、感想。
端も含めてどの座席からも観やすいし、前後の座席を半分ずつずらして視界を確保するのも好印象。あれなら2階席の最前列より1階席の最後列のほうがいいかもしれない。アクセス方法を調べると新幹線や飛行機での来場まで想定しているあたり、商売熱心でよろしいです。
が、客席の割にロビーが狭くて椅子が少ないから、休憩時間はごたごたになる。新しく作った劇場なのに女性のトイレ行列があれだけ長いのも、数が足りないのでは。ただでさえ狭いロビーにトイレ行列でさらにスペースが足りない。あと終演後に全部のドアを開けないで、わざわざ正面入口に誘導していたのも不親切。1階のドアが狭くて危ないという理由はあるかもしれないけど、1階席だけで890席もあるのにそれが理由なら明らかに設計ミス。
で、全体に劇場内とロビーとの境目のドアが少ない。1階前方は地下1階になるけどそこから出ると廊下と1階まで上がる階段が少ないし狭い。2階席最上部から出ると中3階?みたいな殺風景な通路から2階に降りないといけない。何かあった場合はどのドアから出られるかで生死がわかれそう。坂のあるエリアとはいえ、同じく坂のあるエリアのシアターコクーンとくらべて余裕なさすぎ。
結論は、座席数をよくばって、それ以外のほとんどを削った、ということなんでしょう。観ているときはいい劇場でも、何か起きたときのことを考えると、あまり行きたくない劇場でありますです。はい。非常時に客が逃げ遅れて死んだとしても、この劇場なら私はおどろきません。
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サンスポより。30日からその作品の本番なのに、22日の授賞式に出席するなんて馬鹿も休み休み言え、ってなもんなので、欠席は当然。
深津は30日の開幕に向けて、正月明けの4日に渡英。昨年2~3月に東京・世田谷パブリックシアターで上演された同作で、演劇部門では初の大きな賞とい える「紀伊國屋演劇賞」を獲得したにもかかわらず、22日の同賞贈呈式を欠席してまで英国でけいこを続ける力の入れようだ。
が、サイモン・マクバーニーの名前だけしか載っていない。現地のサイトを見ると、Compliciteとマクバーニーの名前しか載っていない。一応去年の初演は世田谷パブリックシアターと共同制作だったと記録してあるけど、今回はどうしたんでしょう。出発前の深津絵里のインタビューをがんばって載せているこちらのサイトがなんか健気で泣けてきます。
今回の興行が別物だとしても、名前くらい入れるように契約で縛っておけなかったんでしょうか。
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<2009年1月23日(金)夜>
リチャードが次々に人をおとしいれ、裏切り、王になってゆき、やがて堕ちていくだけの話(当日パンフより)。
ま、そんな話です。登場人物の関係が、名前の混乱もあってわかりづらいかもしれませんので、洋モノの名前を覚えるのが苦手な人は当日パンフで事前に確認するとよいです。
いのうえ演出でどうくるかとおもったら、設定は当時のまま、テクノロジーだけ現代と同等、というちょっと意表を突かれる演出。ですが、これがはまりました。笑いは控えめながらも、脚本のポイントを強調するような演出に仕上がっていたと思います。映像の使い方も、モニターの映像の使い方がとても上手。もちろん音楽照明も派手派手で、これは蜷川幸雄を超えるシェークスピア演出家になれるかもしれない予感がします。この世界観をビジュアル面からささえた美術、映像、衣装、照明にも拍手。もちろん音響関連にも。
で、役者ですが、古田新太が省エネモードでつまらん、というのが大きいです。長丁場の疲れもあるかもしれませんが、悪人としての魅力、スケールの大きさやあふれるエネルギーや色気や、その他もろもろを感じることができませんでした。その代わりといっては何ですが、ベテラン女優陣で、銀粉蝶と三田和代の迫力と台詞回しが素晴らしい。後半では久世星佳も輝いていました。あとはさわやかリッチモンド(役者は・・・どなた?川久保拓司)とか、その父親(役者は・・・というか役名も・・・スタンリー:榎木孝明)とか、何気に皇太子(若すぎて夜のカーテンコールには出演禁止?)とか、暗殺者(役者は・・・)とか、脇に役者はそろっていたんですけどね。いかんせん主人公のよしあしにかかる比重が大きい脚本のようなので。
ということで、芝居としては見所にあふれていますが、値段に見合うかと言われたら、届きません、というのが感想です。あと、役名表がやっぱりほしかった。チケット代がこれ(1万円/8千円)で、さらに役名表目当てでパンフレットを買わせようというのは、商業演劇の悪しき慣習。シンプルな芝居ならともかく、当日パンフや劇中モニターで説明を試みるくらい複雑なんだから、最初から配ってくれい。
体調が悪いのでこんなもんで。
<2009年1月24日(土)追記>
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fringeのエントリーより。普段、東京でしか芝居を観ないし、関西方面に住んだこともないので地名も劇場名も含めて事情が全くわからないのですけど、それを差引いてもそもそもの問題設定がよくわかりません。
執筆者は劇場のスタッフでもあるらしいので、劇場自体の問題に対する意識もあるようです。で、ここで注意が必要なのは、いくつかの劇場に問題があっても、他に劇場がないわけでなし、そちらで盛況であれば劇団や観客には普通は問題はないわけです。前提として
そのため、このブログでは大阪の小劇場の現状を観測して、大阪の小劇場は「低迷しているのか?」「低迷しているとしたらその真因はなにか?」を少しでも正確に把握したいと考えております。
ちょっと抽象的ですね…。
と書かれていて、問題が存在するのかどうかを明らかにしようとするその姿勢はとても正しいと思います。その点でこの引用文章が抽象的だとは全然思いません。ただ、最初に執筆者にとっての「小劇場」とは何を指すのか、を定義しておかないと、たぶんハマります。別に劇場を含めても全然かまわないのですけど、問題を考えるときは観客、劇団、劇場(あとひょっとしてスタッフ)の問題を意識して区別しないと、誤解されます。
fring管理者のエントリーによる小劇場の定義に従えば、演出家中心で、かつ個人客を主要ターゲットとしている劇団ということになります。元エントリーでも
本当は上であげたような劇団数の増減や観客数の増減などを、私が計測してこのブログで報告すれば一番いいのでしょうが、残念ながら現状ではそこまでの時間や労力にゆとりがありません…。
という記述があるので、おそらくは
の2つが問題として存在する、という実感を持っていて、でもそれを証明するようなデータもないので、動きがとれずに苦しんでいる、といったところでしょうか。であれば、現状を調べて、その通りであれば、劇団が増えるような環境の整備や、観客を呼ぶための工夫を考えることになります。
現状を表す基礎データがないのはつらいのですが、劇場スタッフということなので、自分の劇場の動員数を劇場の借手に教えてもらうところから始められるのではないでしょうか。もし断られたら、スタッフルームから開演直前に写真を取って頭の数を数えるとか、そもそも動員数を申告しない団体には貸さないとか。
もしシアターガイドのような雑誌があるなら、上演ステージ数と劇場の座席数でとりあえず掛算をしてみて、「府内の主要XX箇所の劇場では、1回の公演で最大でもXXXX人しか動員しない(できない)劇団が全体のXX%を占める」とか仮の数字で話のとっかかりを作ったり。もっと簡単に上演された公演数から始めてもいい。
面白そうなので継続ウォッチ。
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その1。王子小劇場の佐藤佐吉賞が発表されていた。去年は一度も王子小劇場で観ていないのに、何で聞いたことのある芝居や劇団ばかりなんだろうと思ったら、他の芝居ブログで見かけていたんですね。やっぱり王子小劇場も観ないとだめなのかな。しかしそこまでの余裕はないぞ。
この発表のいいところは、トップページ全面に載っていることと、そのページの最後に今後の公演情報を載せてさりげなく宣伝もしていること。悪いことは、固定リンクが用意されていないこと。2007年の賞のリンクもないみたい。最初から固定リンクを用意しておいてもらえると、ブログを書くときに助かるもんで(後でリンク先の内容が変わるのはうれしくない)。
その2。the companyの薛珠麗、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞とのこと。小田島雄志ってまだ生きているはずなのに賞の名前になっているんだ。それはそれとして、アッカーマンのコメントに笑った。
もう何年も私の通訳として、また翻訳家として一緒にやって来た珠麗を、私は大変誇りに思った。芸術的な成長をずっと見てきた人間として、彼女の仕事は見事だと心から言える。多分珠麗は顔を赤らめていることだろう、何故ならば彼女の多くの仕事の一つに、このブログの翻訳も含まれているからだ。
ちなみにこのブログの翻訳、ほんと読みやすいです。以前こちらのブログにも本人がいらっしゃいましたので、その縁でおめでとうございますと一言申上げておきますでございます、はい。
とりあえずWikipediaのリンクとかも載せておきます。
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個人的なメモ。ニッパチだったはずなのにみんなして2月公演にシフトするから、その分1月が手薄になっちゃってます。初日が2月までの公演を初日順で。
・PARCO「志の輔らくご in PARCO 2009」1/5-27:面白さは確定もチケット激戦
・キューブ製作「冬の絵空」1/12-2/1:豪華メンバーだが評判待ち
・パルコ企画製作「リチャード三世」1/19-2/1:これが外せるわけがない
・オリガト・プラスティコ「しとやかな獣」1/29-2/8:KERA+実力役者陣
・PARCO主催「ビロクシー・ブルース」2/2-2/22:ニール・サイモンx鐘下辰男
・メジャーリーグ企画制作「ちっちゃなエイヨルフ」2/4-15:タニノクロウxイプセン第2弾は何気に出演者も豪華
・劇団鹿殺し「ベルゼブブ」2/4-15:たまには新しい劇団を観てみたいがその1
・五反田団「俺の宇宙船」2/6-15:時間を確保したい
・AGAPE STORE「テーブルマナー」2/6-16:翻訳モノでそれなりに期待はできそうだが
・まつもと市民芸術館企画制作「ピランデッロのヘンリー四世」2/12-3/1:久しぶりにに串田和美の役者や白井晃の演出を観たい
・シス・カンパニープロデュース「夜の来訪者」2/14-3/15:役者に外れはないので段田安則初演出のみ不確定要素
・真心一座身も心も「流れ姉妹 たつことかつこ ~ 獣たちの夜~」2/18-22:今まで見のがし続けたが日程の都合で今回も見逃し決定
・ポツドール「愛の渦」2/19-3/15:たまには新しい劇団を観てみたいがその2
・PARCO主催「ストーン夫人のローマの春」2/28-3/22:この役者で外さないでほしいアッカーマンによる世界初演戯曲
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「スーパーモンキー」が公演中止になったそうです。松竹サイトより。
この度、日生劇場2月・大阪松竹座6月公演「スーパーモンキー」出演予定でございました和央ようかさんが、体調不良のために舞台を勤めることが出来なくな り、降板することとなりました。その後検討を重ねてまいりましたが、和央ようかさんの美猴闘戦役は本作品において重要な役どころであり、代役をもって上演 することは不可能との判断に至りました。つきましては大変残念ではございますが本公演「スーパーモンキー」を止む無く中止とさせていただきます。
中止に至る経緯はこんな感じだったそうです。朝日新聞経由日刊スポーツより。
松竹では代役も検討したが、もともと和央と中川のダブル主演で企画が進んだ経緯もあり、和央級の女優を探すのは現時点では困難な状態。チケットも2万枚 以上売れている中で和央のファンクラブ会員が約1万枚を購入し、和央の降板で多くの払い戻しも予想され、観客動員に影響は必至だった。
で、ついこの間「不況が芝居に及ぼす影響について」というエントリで私はこう書きました。
全体としては、大人率の高い銀座方面の商業芝居の一部、動員を縁故に頼っている劇団に影響があると思います。
書いたそばからこんな出来事が起きたので、邪推が働きます。以下想像であり、妄想であります。
個人的には、1000人以上の規模の劇場で東京1ヶ月、大阪1ヶ月、計2ヶ月の公演で、しかも東京公演開幕1ヶ月前で2万枚しか売れていないってのが危険な状態だと思うのですが。東京だけで約5万席(1330席x37ステージ)ですから。
「役員会で報告して、中止が決まりました」
「チケットの売行きはどんなだったの」
「ファンクラブその他合わせても3割程度。しかも初日、千秋楽、週末に偏っています」
「それじゃ平日は有楽町駅前劇場だ。役者にも客を動員できないって傷がつくから、中止にするほうがいいよね」
「そこまではすでに事務所と内々に話が済んでいます」
「企業や団体向けの販売はどうだったの」
「人を減らしている最中に芝居のチケットを買う余裕はありません、って全部断られました」
「e+の得チケは」
「3割の入りを6割に持っていくのは奇跡が必要だそうです」
「で、損害はどれくらいなの」
「歌舞伎座の建替も控えているので、今回は事故による公演中止にして、保険の支払いを受けるようにとの指示です」
「じゃ公演中止の理由を考えないといけないね」
「それでご相談に来たんです。美術や衣装は1ヶ月前から作り始めるので、それまでに公演中止を決める必要があります」
「やっぱり主演が降板しないと保険会社も納得しないよね」
「そうすると中川晃教さんか、和央ようかさんになりますが」
「和央さん、以前怪我していただろう。アクション芝居はやっぱり無理でした、ってことでどうだろう」
「でも去年CHICAGOに出ているんですが・・・」
「これはとってもハードなアクション芝居だからさ」
「やっぱりとってもハードなアクションはきついですよね」
「それなら普通の女優の仕事を続けるのも可能だろう」
「でも公演中止の非難を一身に背負ってもらうのも・・・」
「その代わり客の動員数は一番だった、ということでどうだろう。1万人が和央さんのファンだった、ということなら、代役が厳しいっていう理由も成立つだろう」
「でもそもそも1万5千枚しか・・・それに中川さんの動員力に疑問符がついてしまいます」
「四捨五入すれば2万枚だろう」
「実は約2万枚が売れて約1万枚が和央さんのファンだったんです」
「あとは代役を探す時間がないといいよね」
「発表は3連休の最後にします。そうすればスタッフの製作にもぎりぎり間に合いますし」
「1ヶ月で探すのは難しい、難しいよねぇ」
「ではこれで今日中に役員に相談します。ありがとうございました」
「ご迷惑をおかけする事務所の皆さんへのお土産仕事の報告も忘れずにね」
妄想ですよ、妄想。
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<2009年1月11日(日)夜>
今から遠い将来の火星。人間が住むのもおぼつかない地域も存在するくらい荒れ果てた中で、集まって住む姉妹とその父。姉は別居中だったが、父が子連れの女と再婚すると妹に聞かされて戻ってくる。訊けば、その子供が自分の仕事の後継者に欲しいのだという。
あらすじを書けば書くほどネタばれになるのでこの辺で。もうなんか、脚本がいろいろ露骨なんですがそれでも比較的落着いて観られるのは、火星という設定が現実と芝居の境目を明確に分けているおかげと思われます。ロープとかオイルなどの最近の日本語新作に比べても強いメッセージが、物語部分の言葉の強さや役者の力で、高いレベルでつり合っています。観る側の想像力をあてにした演出がまたよいです。ボケて笑いを取れそうな場面は結構あったんですけど、紳士淑女の役者が多かったのかそれともあえて演出で禁止したのか、笑いで客席を沸かせるようなことはありませんでした。でもそんなことは関係ないくらい面白い。新年1本目からいい芝居を観られました。
宮沢りえと松たか子のダブル主演で上手くないわけがないのですが、特に終盤の掛合いは吸いこまれます。詩人・野田秀樹の台詞のリズムをあれだけ生かせた2人の実力は確かです。でも実はもっと危険なのが橋爪功で、その終盤でみせる怪演は、一瞬だけですけど、2人を軽く超えてしまいます。あれを観ると、好演していた大倉孝二ですらまだ若手に見えてしまいます。役名のネーミングルールにも何か意味を込めていそうなんだけど、それはそのうち気が向いたら調べます。
スタッフワークは言うに及ばず。なのでひとつだけ、メインの衣装がよかったです。
当日券はこのご時世に2階まで並んでいましたので、これから当日券で観に行く人はそれなりの覚悟でどうぞ。
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