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2009年1月18日 (日)

何が問題かわからない大阪の小劇場事情

fringeのエントリーより。普段、東京でしか芝居を観ないし、関西方面に住んだこともないので地名も劇場名も含めて事情が全くわからないのですけど、それを差引いてもそもそもの問題設定がよくわかりません。

執筆者は劇場のスタッフでもあるらしいので、劇場自体の問題に対する意識もあるようです。で、ここで注意が必要なのは、いくつかの劇場に問題があっても、他に劇場がないわけでなし、そちらで盛況であれば劇団や観客には普通は問題はないわけです。前提として

そのため、このブログでは大阪の小劇場の現状を観測して、大阪の小劇場は「低迷しているのか?」「低迷しているとしたらその真因はなにか?」を少しでも正確に把握したいと考えております。

ちょっと抽象的ですね…。

と書かれていて、問題が存在するのかどうかを明らかにしようとするその姿勢はとても正しいと思います。その点でこの引用文章が抽象的だとは全然思いません。ただ、最初に執筆者にとっての「小劇場」とは何を指すのか、を定義しておかないと、たぶんハマります。別に劇場を含めても全然かまわないのですけど、問題を考えるときは観客、劇団、劇場(あとひょっとしてスタッフ)の問題を意識して区別しないと、誤解されます。

fring管理者のエントリーによる小劇場の定義に従えば、演出家中心で、かつ個人客を主要ターゲットとしている劇団ということになります。元エントリーでも

本当は上であげたような劇団数の増減や観客数の増減などを、私が計測してこのブログで報告すれば一番いいのでしょうが、残念ながら現状ではそこまでの時間や労力にゆとりがありません…。

という記述があるので、おそらくは

  • 前述の条件に該当するような劇団の数が減っている
  • 該当するような劇団でも観客動員数が伸び悩んでいる、または減っている

の2つが問題として存在する、という実感を持っていて、でもそれを証明するようなデータもないので、動きがとれずに苦しんでいる、といったところでしょうか。であれば、現状を調べて、その通りであれば、劇団が増えるような環境の整備や、観客を呼ぶための工夫を考えることになります。

現状を表す基礎データがないのはつらいのですが、劇場スタッフということなので、自分の劇場の動員数を劇場の借手に教えてもらうところから始められるのではないでしょうか。もし断られたら、スタッフルームから開演直前に写真を取って頭の数を数えるとか、そもそも動員数を申告しない団体には貸さないとか。

もしシアターガイドのような雑誌があるなら、上演ステージ数と劇場の座席数でとりあえず掛算をしてみて、「府内の主要XX箇所の劇場では、1回の公演で最大でもXXXX人しか動員しない(できない)劇団が全体のXX%を占める」とか仮の数字で話のとっかかりを作ったり。もっと簡単に上演された公演数から始めてもいい。

面白そうなので継続ウォッチ。

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