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2009年2月22日 (日)

ポツドール「愛の渦」THEATER/TOPS

<2009年2月21日(土)夜>

「サークル」による乱交パーティーが夜な夜な行なわれる、とあるマンションの一室。たまたま初めて乱交パーティーに参加するメンバーが揃ってしまったある晩の話。

ポツドール初見。岸田國士賞を受賞した作品の再演。途中からバスタオル一丁で通しますし、たまに出したりしてますし、セックス場面も少々登場しますけど、個人的にはエロさは薄めという感想。でも(だからこそ?)面白いです。

見た目から判断した性格と実際、普段の生活、序列の絶え間ない変化、自己評価の高低、など登場人物の見えない部分にどれだけ妄想をたくましくできるかが面白さを左右します。セックスという飾りたくても飾れない状況を用意して、登場人物の内面を描くのが目的なので、妄想したもの勝ちです。個人的には自己評価の高低が興味深かったです。が、台詞だけを追ってはダメで、目線のパスとか小道具とかを拾う必要があります。声で芝居を観る(聴く?)私は最初そのことに気がつかず、前半はだいぶシグナルを見落とした気分です。これから観る人はそこらへんも注意して観察しておきましょう。

役者は安定して観られましたが、当日パンフだけ読んでも役者と登場人物がなかなか一致しません。ひょっとして初見の役者ばかりかもしれませんが、小劇場も探せば名手がいるものです。たぶん合っている範囲でいうと、気をつかうところからぶった切るところまで女性陣で中心を担っていた内田慈と、いろいろこなす店員の脇坂圭一郎はよかったですね。

とてもよく出来ていたのですが、とてもよく出来すぎていて若干ライブ感に乏しい印象を受けました。これは多分公演後半でこなれてくるでしょう。あと当日券の席では見切れがいくつかありました。細かいところでは季節と日の出の時間とか。まあ挙げていったらきりがない。でも音楽と映像は、客席の無用の緊張をほぐすためだとは思いますが、もっとエロい方向に振ってもよかったのではないでしょうか。完全に好みの問題ですけど。

THEATER/TOPSの閉館に当たっては、よい演目をロングランで用意できたのではないでしょうか。エロ即却下というのでもない限り、観に行ってもよいと思います。当日券は今のところそれなりに用意されていました。

余談。これは舞台で観ないと面白さがわからない種類の話だと思うのですけど、これに脚本で賞をあげた選考委員はすごいです。読む人が読めばわかるんでしょうか。

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