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2009年5月31日 (日)

1ヶ月公演の初日まであと10日で病気降板

まさか似たようなエントリーを2日続けて書くとは思わなかった。スポーツ報知より

 東宝は31日、女優の檀れいが体調不良を理由に、6月9日からシアタークリエ(東京)で出演予定だった舞台「ゼブラ」を降板すると発表した。

 東宝によると、檀は26日のけいこ後に吐き気などを訴えた。医師から「鉄欠乏性貧血で1か月の休養が必要」と診断されたという。

 代役は星野真里(27)が務める。

最近仕事が忙しくて体調がすぐれない私も他人事ではないのですが、それにしても芸能人は大変です。まあ10日の猶予となると、三谷幸喜のケースよりはまだましな部類でしょう。あっちは3人芝居だったけど、こっちはもっと大勢出演するし。

ただ代役が星野真里って、大丈夫かなー。1度だけ出演舞台(「お父さんの恋」)を観たときには、こっぴどくこき下ろした記憶が。映像で観ると悪くないんですけど、舞台はなー。逆にここで成功できれば、映像から舞台に入った貴重な女優(知名度と見た目を兼備えて、年齢的にもいろいろな役をキャスティングしやすい)になれるので頑張ってください。

と一応前向きなことを書いてみる。なぜか上から目線になってしまうのはごめんなさい、って感じです。

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2009年5月30日 (土)

1ヶ月公演の千秋楽まで残り3日で病気降板

芸能人は大変ですね。デイリースポーツより。

 女優・中川安奈(43)が腸閉塞(へいそく)で入院し28日の公演が中止となったシアターコクーン5月公演「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」は中川の出演にドクターストップがかかり、29日の昼公演も中止された。

 舞台は蜷川幸雄氏の演出で、中川のほか鳳蘭、真琴つばさ、ウエンツ瑛士ら実力派がそろった話題の作品で30日昼公演が千秋楽。このため、同日夜の公演は別の役で出演していた毬谷友子が中川の代役となり上演、千秋楽の30日もそのまま上演されるという。

公演の前半だったら立て直せるし、千秋楽だったら我慢しろってところだけど、3日前というのが悩ましい。

「キレイ」の初演で宍戸美和公が腸閉塞で入院したけど、開場まで2時間半で立て直して公演中止にしなかった松尾スズキはやっぱりすごいですね(そういえばどっちもシアターコクーンだ)。でもそれは自分が作、演出で、しかも出演しているから劇場につきっきりだったからできたことで、今回はたぶん、蜷川幸雄が他の仕事で間に合わなかったんだろうなと思います。

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2009年5月23日 (土)

新型インフルエンザに慌てるなと日本感染症学会からの提言

今まで2回(1回目2回目)にわたって、どちらかというと公演する側のリスクの視点から新型インフルエンザの話を書いてきましたが、このたび日本感染症学会から提言が出てきました。オリジナルはPDF形式で、それをコピーして紹介している医者のブログもありますが、内容はまあ「新型インフルエンザは流行るものだけど、今の医療水準と衛生状態なら昔ほど死ぬことはないだろうから慌てるな、ただし予防はしっかり、医者も準備をぬかりなく」ということです。いままで記事がどちらかというと煽り気味だったので、こちらも紹介しておきます。

fringeのブログでも「季節性のインフルエンザとかわらないということで、昨今の報道は少々騒ぎすぎのような気がします」と書いていますが、季節性インフルエンザと変わらない、のソースは日本感染症学会でいいのかな。

そのブログで、劇場の対応例として大阪のインディペンデントシアターの例を紹介されています。都内のほかの劇場とか、劇団の受付担当者も、参考にどうぞ。

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2009年5月20日 (水)

ひょっとして面白いかもしれないSPAC春の芸術祭2009

こんなん見っけました、というか、こちらで読んだんですけど、気になる芝居が何本かありました。

場所が場所なんですけど、ひょっとしたら豊作の可能性ありです。でもこれを観に行ったら予定のどれかを切らないと回らない。

悩ましいです。

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2009年5月18日 (月)

「インフルエンザで公演中止」に関する検索が増えています

<2009年5月23日(土)追記>

「慌てるな」という内容の新しいエントリを書きましたのでそちらもあわせて御覧ください。

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いつもより少しアクセスが増えているので調べてみたら、先週書いた「新型インフルエンザによる劇場公演のリスク」へ検索サイトからたどり着いた方が何名かいるようです。

関係者が感染するとか劇場に閉鎖勧告が出されるとかは、損失はともかく、公演中止という対応には迷わないと思いますが、

  • 交通機関が止まって(極端に少なくなって)観客の足がなくなる
  • 近所の店が閉鎖されて舞台の仕込に影響がでる
  • 観客が勤務先の指示で外出禁止令を受けて余計な外出ができなくなる
  • 他の団体が率先して公演中止を宣言する(しかも全額払い戻しをして、それが今後の対応の標準になる)
  • 怖がって受付のバイトが集まらない

なんていう周辺事項による影響もありえます。他に

  • 公演していたら咳をして熱がありそうなお客さんが来た
  • 咳をしているお客さんをつまみ出して欲しいと他のお客さんから苦情が出た
  • 以下略

なんて場合の当日運営上の対策も必要になると思いますので、思いついた懸念事項はすべて対策を考えたほうがいいと思います。つながりのある団体であれば、劇場や劇団などが合同で対策を検討するのもいいと思います。

ちなみに、この前ナイロン100℃を観に行ったときは、「キューブ」とマジックで書かれた液体石鹸が置いてあったので、おおさすがキューブで用意した対策で手洗い奨励かと思ったのですが、使おうとしたら中身が空というオチでした。一度やったら済む対策と、継続確認が必要な対策とがあるので注意してください。

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2009年5月17日 (日)

ミュージカルの宣伝じゃなくて女子アナの売込です

どうもブロードウェイミュージカルが多いと思っていたら、TBSが主催だったんですね。そりゃあんなに大きい劇場を作ってしまったら話題作を連発しないとお客さんがこないだろうしな。シアターリーグより

TBSの女子アナ4人が「TBSブロードウェイガールズ」を結成、
今年TBSが招聘して来日公演を行う4演目のPRを行います。

「TBSブロードウェイガールズ」は、
久保田智子・竹内香苗・青木裕子・出水麻衣の4人の女子アナウンサーで結成。
現在上演中の「ザナドゥ」をはじめ、
TBSが主催して行われる「RENT」「コーラスライン」「CHICAGO」という
4つのミュージカル来日公演のPR活動を行っていくとのこと。

で、これにTHEACONが2回(初回2回目)にわたって疑問を提示しています。それって宣伝としてどうよ、ということで、ちょっと長いですが、まとめ部分を引用すると

TBSブロードウェイガールズの戦略はいい。
ただ、アナウンサーのガールズはおもしろみに欠ける。
制作陣の苦渋の決断が滲みでて、なんとも言えず、「不況の風」を感じてしまう、記事である。
そこまで狙うならば、『カリスマ 観劇OL』とか、「ローソンチケット美人OLがローチケガールズ結成!」や「ローソンアルバイトスタッフ全員に各店舗1名!抽選でブロードウェエイ来日公演のチケットをプレゼント!」
『ブログやSNSでの告知を狙う!』
とか、、、そういう手のほうがいいと思う。せっかく来日公演。どのクラスが来るのかは、わからないですが、中の上以上とは思います。単純にその層であれば、「勝間フリーク」狙いで、「勝間さん」が応援団になってもらうとか、寄稿していただくとか、宣伝部長になっていただくとか、いろいろと、ターゲットに対しての訴求はあると思われるのです。

この件、真面目に宣伝目的で女子アナ4人を採用しているとは思いませんので、THEACONの前提がずれていると思います。女子アナの売込方法を考えた結果として、あるいは担当している番組の時間を埋めるために、社が企画するイベントの宣伝を思いついただけだと思います。

でも、ついに本業が赤字になったTBSは、本業以外で稼がないとアウトのはずです。こんなぬるいブログじゃ舞台の内容に興味がないことを白状しているのと同じなので、結成するからにはもっと宣伝方法を仕込んでほしいところです。

ちなみに私が気になるのは、コーラスラインかな。でもそれも、映画が気になったからであって、断じてTBSブロードウェイガールズの影響ではない。

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2009年5月14日 (木)

アンデルセン・プロジェクトを思い出した広告

映像の使い方が上手だった芝居としては、ロベール・ルパージュの「アンデルセン・プロジェクト」がもっとも記憶に残っているのですが、それを彷彿とさせるような広告がGIGAZINEで紹介されていました

でもルパージュのほうが上手いですね。それを何ステージも繰返していたからこその仕上がりだとは知っていますが、それでもあの質をライブで披露できるルパージュは最高です。

それにしても、世田谷パブリックシアターの芝居の記録が、PARCO劇場に詳しく残っているのはなぜ?

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かつてかの女優ありき、この後もかくありなん

芝居を観ていないのにブログばっかり書くのは現実逃避の表れですけど、思いついたので。

昔、私がまだ小劇場を、ここでは本当に規模の小さい芝居を、たくさん観ていた頃に、とてもすばらしい印象をうけた芝居を観た事があります。それを今観ても同じ感想になるとは思いませんが、当時はとても心に強いものが残りました。

その芝居に出ていた役者で、特に上手だと思った役者が、男性と女性でひとりずついました。その劇団がどうなろうとも、この2人はきっと実力役者になるだろうと思っていました。特に女性のほうが非常に目を引きまして、有名になった暁には「あの人の昔の芝居を観た事がある」と自慢しようとひそかに計画していました。今でこそいろいろな役者を観ていますが、それでもあの声の吸引力はなかなか見かけません。

その後、劇団は解散し、男性の役者は他の劇団に所属して活動を続けています。観に行く芝居でたまに観ることがありますが、ブレークとまではいかないようです。

女性の役者は、一時名前を見かけなくなり、また別の劇団で見かけたと思ったら、見かけなくなりました。当時はあれだけの女優にしていなくなるのかと思いましたが、今では、役者には実力以外のさまざまな要素が求められるのだと思います。

そんなことが気になって検索してみたら、その女優の情報がヒットして、単に私のチェックが狭かっただけなようで、見かけなかった時期にもコンスタントに女優をしていました。現在も活動を続けており、近々公演もあるようです。それを観ることでひょっとしたらがっかり、もしかしたら大がっかり、になるかもしれませんが、都合が合えば観に行きたいと思います。

最初は「かつてかの女優ありき」だけで書こうとしたんですけど、検索して情報が見つかったので後の文言を追加しました。

とりとめのないブログもたまにはいいでしょう。いつだってとりとめがない、という突込みはなしで。

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2009年5月13日 (水)

就任前から音羽屋と蜷川幸雄に喧嘩を売る野田秀樹

こちら経由で東京芸術劇場の企画を知ったのですが、一応ブロガーが想像する感想という建前ですけど

・オトコだけでシェイクスピアの作品ができるの?

というのを例に出すのは、再演を来月に控えたNINAGAWA 十二夜に軽いジャブのつもりでしょうか。それとも歳をとるほど元気になる蜷川幸雄が目障りなんでしょうか。オレがさいたま芸術劇場とシアターコクーンの次の芸術監督もやってやるから引退しろよ、とか考えているとしたら、芸能の世界って怖い!

ま、ネタです。が、歌舞伎の国の劇場職員がひねり出した文面だとしたら、ちょっとセンスが足りないなと思います。

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2009年5月11日 (月)

舞台芸術における恥ずかしさについて

「赤い城 黒い砂」の感想では書きませんでしたけど、やっぱり気になるので今更だけど書いておきます。

シェイクスピア原作だからそんな台詞があるはずないんですけど、劇中の台詞で「大量破壊兵器」という言葉が使われていました。芝居の内容とあわせて判断するまでもなく「戦争は悲惨だ反対だ」という脚本家または演出家のメッセージが、素っ裸で飛びだしてくるような台詞です。役者はさておき、この言葉を聴いた瞬間に、駄目だこの芝居と耳をふさぎたくなりました。

* 以下では「戦争は悲惨だ反対だ」というメッセージの良し悪しは対象としていませんのであしからず。

舞台芸術で、メッセージをストレートに伝えるという手段を取ることも当然ありです。が、二国間の攻防と、そこに生きる登場人物の葛藤を描いている作品の中で突然そんな台詞が出てきては台無しです。なんのための二国間の攻防なのか、なんのための葛藤なのか。舞台上でそれまで展開されたこと、これから展開すること全てがおまけに見えてしまいます。

芸術は表現したい内容があってこその芸術ですが、まずは作品としての仕上がりを優先するべきです。その手段に舞台芸術を選んだのであれば、メリハリの付け方、役者への演出、伏線の扱い、スタッフワーク、それらを総動員して、遠くから、少しずつ少しずつ描いて、その結果として観客にメッセージを伝えるようにしないと、作品としての仕上がりが今ひとつとなります。それはつまり木戸銭を払って観に来ている観客に失礼だということです。

今回の件については、脚本家(蓬菜竜太)が書いてきたなら演出家が代案を提案するべきだし、演出家(栗山民也)がその言葉を使おうとしたら脚本家が全力で阻止するべき場面です。ひょっとしたら二人してこの台詞に乗り気だったのかもしれません。だとしたら、実績十分のこの人たちにしてこの感覚かとため息ものです。

そういう事態を避ける感覚というのは、スキルとか、美意識とかではなく、恥ずかしさではないかと思います。自分のメッセージが浮いてしまうのを恥ずかしいと感じる、そうならないようにあの手この手で隠す、そういう感覚を持つ人が、よい芸術家なのだと思います。

そういう意見を書いているお前はどうなんだ、という声が聞こえてきそうですが、上手下手はともかく、メッセージを全面に出すならこれくらいはっきり出すものだろう、というのがとりあえずの返答です。

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2009年5月 9日 (土)

新型インフルエンザによる劇場公演のリスク

<2009年5月23日(土)追記>

「慌てるな」という内容の新しいエントリーも書きましたので、あわせて御覧ください。

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ようやく国内でも感染者が出てきました。今のところ新型インフルエンザについてはまだわからないことが多いようで、「早く治療すれば治る」「弱毒性なので致死率は低い」「日本はこれから梅雨なので感染は広まらない」などという意見も見かけられます(注:それも今のところは推測です)。が、「突然変異して猛威を振るう可能性も十分にある、特に今年の秋冬が危ない」などと言う意見もあるので、まだ油断は禁物です。

で、劇場公演にどんなリスクがあるか。役者やスタッフが感染する、観客が怖がって劇場に来ない、というリスクもありますが、個人的には劇場が閉鎖されるリスクが盲点ではないかと思います。

厚生労働省の新型インフルエンザ対策のページに「新型インフルエンザ発生初期における早期対応戦略ガイドライン」という資料があります。ここの98ページに
「○ 症例発生地域における行動制限
(中略)
症例が発生した市町村では、不要の集会や催事、行事を自粛する。映画館、劇場等に対し自粛の要請をする。ただし、発生動向次第では、全県対象とすることも検討する。」というものがあります。新国立劇場がさりげなくリリースを出していますが、国が自粛要請を出している最中に国立の劇場が上演するはずがないので、いざとなったら公演を中止することもある、と解釈しても間違いないでしょう。

他の劇場も、自粛要請が来ても公演を続けるのは度胸がいるわけで、つまり、公演を予定してチケットも発売していたのに事実上劇場の利用が禁止されることもありうるということです。

これがシアターコクーンとかPARCO劇場ならほとんど全部自己プロデュースなので、自分で損をかぶって断念すればいいです。ところが劇団が劇場を借りて上演する場合は、劇場は自粛を拒否するけど劇団が尻込みするケースと、劇団が上演したいのに劇場が利用停止にするケースの両方が考えられます(そもそもお客さんが来なかったら意味がないですけど)。

国の要請で即自粛が確定している新国立劇場はいいのですけど、他の民間劇場、および民間劇場で今後上演予定の劇団は、自粛要請が出た場合の対応と損失の負担割合について、今のうちから相談したほうがいいと思います。「新型インフルエンザはやむを得ない災害に含まれるのか」ってことですね。あとチケットの発売に際して、自粛要請が出た場合の対応も明記しておいたほうがいいと思います。インフルエンザはコントロールできなくても、契約は事前に確認できるので、これは制作者と劇場スタッフの手腕が問われるところです。

ってなことが、社会人としては気になるのです。

類例として海外公演を予定していて渡航禁止令が出ることもあると思うのですけど、海外公演をする団体の数は少ないですし、海外公演をするくらいの団体ならその辺の確認はきちんとしていると思うので、そちらはあまり気にしていません(来日公演も同じ)。

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2009年5月 2日 (土)

2009年5月6月公演のメモ

個人的なメモ。首都圏公演のみ初日順に。

  • 座・高円寺オープニング企画「化粧」座・高円寺2(2009年5月1日-31日):有名だけど観たことがない芝居のひとつ。
  • イキウメ「関数ドミノ」赤坂RED/THEATER(2009年5月8日-24日):一回だけ観たはずの劇団。
  • 新国立劇場主催「タトゥー」新国立劇場小劇場(2009年5月15日-31日):見逃しつづけている新国立劇場の同時代シリーズ。同時企画のリーディングは5月20日(水)7:00、23日(土)6:00、27日(水)7:00の3回。
  • 北九州劇場プロデュース「江戸の青空」世田谷パブリックシアター(2009年5月24日-6月7日):落語の組合せで作る芝居。脚本千葉雅子と演出G2に、結構力の入ったキャストで。
  • 新国立劇場主催「夏の夜の夢」新国立劇場中劇場(2009年5月29日-6月14日):有名なのに観たことがない芝居その2。再演だからそれなりに期待できるはずという計算も含めて。
  • パルコ企画製作「LOVE 30 VOL.3」PARCO劇場(2009年6月4日-6月21日):このシリーズも一度くらい観たい。演出が宮田慶子なのでまったくの外れということはないはず。
  • Bunkamura企画制作「桜姫」Bunkamuraシアターコクーン(2009年6月7日-6月30日):コクーン歌舞伎のバリエーション。長塚圭史が脚本の現代翻案に、豪華な役者を揃えて。
  • 東宝製作「ゼブラ」シアタークリエ(2009年6月9日-6月29日):ONEOR8の田村孝裕が代表作でシアタークリエに登場。初演を観てよくできていたので、それを豪華なキャストで観るのも一興。
  • 乞局「芍鸝」下北沢駅前劇場(2009年6月17日-6月22日):毎回タイトルを入力するだけでも難しい乞局。
  • さいたまゴールドシアター「アンドゥ家の一夜」彩の国さいたま芸術劇場小ホール(2009年6月18日-7月1日):KERA脚本

観られそうもない舞台は省いています。

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ナイロン100℃「神様とその他の変種」下北沢本多劇場

<2009年5月1日(金)夜>

動物園の向いにある少し古い家。小学生の子供のために募集した新しい家庭教師がやってくる。なにやら問題のありそうな一家に、問題のありそうな人たちが集まって起きた出来事の物語。

KERAの芝居は頻繁に上演されているけど、ひょっとしたら久しぶりのナイロン100℃本公演。劇団員少な目、ゲストに舞台ファン好みの3人を迎えて、期待を裏切らない仕上がり。ただし上演時間も予想を裏切らない3時間強。

前半を観終わっていつもと違う雰囲気だったのが、後半で我慢できなくなったのか、いつもに近い雰囲気に。それでいて展開は新鮮です。蒔いた種を(ほとんど)全部刈取るその手際も見事。あと、主人公がいないというか、その場その場で違う登場人物が主人公になってしかも散漫にならないのは、KERAの脚本家の才能は円熟期を迎えています。当日パンフに載っている登場人物名も、細かい仕事ですけど、芝居の内容を考えると適切ですよね。

KERA演出では役者の実力が十二分に引出されるので、誰を誉めればいいのか本当に迷います。長田奈麻の邪魔くささ、植木夏十の貫禄ある老婆、前半と後半の落差を上手に見せる山崎一、嫌味にならない真面目さと正直さを魅せてくれた水野美紀、の4人かな。これまで観た芝居での演技が普通だったのもあるんですけど、特に今回は水野美紀の演技には心打たれるものがありました。

オープニングの映像も、よくも毎回あれだけ思いつくもんだと感心しますが、見易さを考慮しつつ、家の中の檻っぽさを表した美術が一番かな。前方サイドだと見切れるかもしれませんが。

まだ上演期間も残っていてもったいないので、内容は一切触れていない感想にしてみました。

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