劇団、江本純子「セクシードライバー」ギャラリー LE DECO
<2009年6月27日(土)夜>
タクシー内に携帯電話を忘れてきた女。歩いて歩いて、ようやく探した公衆電話からタクシー会社に連絡を取る。タクシーの運転手が届けてくれたが、その分のタクシー代を払えという。払いたくない女と払ってほしい男が繰広げるやり取りの結末は。
本当は「炎の人」を観に行きたかったんですが、間に合わなかったのでこちらに切替えました。作品だけ観れば佳作の80分。
どこまで脚本で細かく書かれているのかはわかりませんけど、よくここまで膨らましたなという脚本。それに対して演出は、前田司郎の怪演に負うところ大で、安藤玉恵が張合えなくて、バランスが悪い。あと、ちょっとだけ出てくる江本純子の場面が、直前直後の会話(安藤玉恵が江本純子を相手に会話しているように見せる場面)とリズムが合わなくて違和感。もちろん、後の会話への伏線というのもあるんですけど、あれなら省いても良かったと思う。
目の付け所も仕上がりも、良くも悪くも小劇場っぽい。値段に見合うかと言われれば、高い。あと受付がグダグダでマイナス30点。
でも次回作が、期待させるキャストに、女が描く女芝居で、気になるんですよね。またあの狭いスペースかと考えるとちょっと残念なんですけど、多分スケジュールが合わないので、それで見られないのは心残り。
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