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2009年9月27日 (日)

大阪の劇団数は東京の十分の一

Corich舞台芸術!の登録団体を集計した結果によると、東京都1880団体に対して大阪府は187団体だそうです。平成19年の人口だと東京都が1275万人に対して大阪府が881万人。実際には周辺の都道府県も影響しますが、人口については京都府と兵庫県を足しても神奈川県一県にかないません。

これだけ多くの劇団が東京でひしめいていられるのは、人口の差以上に
・観客人口数
・これから劇団を始めようとする人口の数(ありていに言えば大学生の数)
の差が大きいためと私は推測します。劇場や稽古場の数にも差があるとしても、それは最初の2つの人口差が長年にわたって影響を及ぼしてきた結果だと思います。

数倍ならまだしも、桁がひとつ違ってしまうと、ちょっと競争にはならない状況のように思えます。首都圏以外で活動している劇団は、首都圏に進出するつもりがないイコール経済的に演劇だけでやっていくつもりはない、となってしまいます。

逆に首都圏のフェスティバルや助成金の出し手は、平田オリザがこまばアゴラ劇場で行なっているように、首都圏以外の劇団を首都圏に紹介する試みをもっと増やしたほうがいいのではないでしょうか(首都圏だけでなく、全国でもいいですが)。

ついでに言えば、首都圏である程度の成功をおさめた劇団は、首都圏以外の公演を何度か経験したあとは、海外に挑戦しろ、とも取れます。だって首都圏での成功が日本での成功とほとんどイコールですから。この場合、一定レベル以上の成功者は(テレビなども含めて)日本だけでも食っていける環境にあるので、積極的に海外に挑戦する理由がないかもしれません。

が、これは私の勝手な未来予想ですが、10年単位で考えたときに、今のマスコミの経済規模は半分以下になると思います。それは当然、そこに働く人数が半分になるか、稼ぎが半分になるか、ということです。そうなってからあわてて他の市場を探すのと、まだ余裕があるうちに次の市場を開拓しておくのとでは、余裕が全然違います。そうなる前に引退できる有名ベテランはさておき、これからあと20年、30年は最低でもやっていく必要がある人たちは、首都圏進出と海外進出を含めたキャリアマップを考えたほうがいいと思います。

念のために書いておきますと、ここでは「経済的に芝居関係の収入だけで食べていけること」を成功ととらえて書いていますので、もしそれ以外の目標の優先順位が高い劇団(劇団で活動する個人を含む)であれば、それはまた別の論理で活動目標を決めていただければと思います、はい。

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