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2009年9月20日 (日)

大人計画「サッちゃんの明日」シアタートラム(ネタばれ少々あり)

<2009年9月19日(土)夜>
祖母と父と同居しつつ、ひとりで蕎麦屋を切盛りするサチコ。昔のとある事件がもとで片足がやや不自由。学生時代の同級生が訪ねてきたりするが、浮いた話にはとんと縁がない。そんなサチコが30歳になる前の日の、とある騒動から始まるものすごい出来事の数々。

松尾スズキの新作自体が久しぶりな上に、私が観られなかった時期もあったのでものすごーく久しぶりな気がする(ウーマンリブとかキャバレーは観ましたけど)。後ろ暗さ満開の設定は、本でしか読んだことありませんけど、初期の作品に近いんじゃないかと思われます。こういうのができるのが松尾スズキだよなすごいよな、と思いながら楽しませてもらいました。

下ネタとか身体障害者ネタとかを次々と繰出しながら、薬ネタとか選挙ネタとかタイムリーな話もおりまぜて、ずいぶんと吹っ切れた展開で進みます。でも芝居中の台詞で言っているみたいに「差別とか障害とかも平等に扱って笑い飛ばす(大意)」というのがよいところ。差別をことさら差別しない感じが、最後にある種のカタルシスになるんですよね。ネタばれが過ぎるので具体的には書きませんけど、台詞のインパクトの強さもたまりません。

これを大人計画の役者が演じられるのは普通(といってもすごい)ですけど、客演がまた頑張っている。小松和重はあの動きがすごい。2役演じる演技力以外にあれだけ動けるなら、松尾スズキでなくともオファーが出したくなるでしょう。で、その小松和重のサモ・アリナンズつながりとなる家納ジュンコは、こんな役者が劇団四季に所属していたのは目指した方も雇った方も間違いだろうと言いたくなるくらいの熱演で、秋山菜津子以外にもこれだけの体当たり演技ができる女優が登場したのは喜ばしいです。反面、主役の鈴木蘭々がまだ控えめというか吹っ切れていないというか、確かに下ネタもたくさん振られている役なんですが、芝居の流れの中では全然不自然ではなくむしろおいしいポジションなので、後半に向けてぜひ成長してほしいところです。

当日券情報を少々。見切れらしい見切れはないはずなので席による違いは心配無用。しいて言えば下手の方がやや見やすいかも。基本的にはトラムシートに立見。夜公演は昼間に、昼公演は前日夕方に電話予約が必要なので注意。この日は30人強発番して、立見が数枚余っていた。

それにしても、夜公演の電話が12時からというのは、芝居前に使える時間が制限されてしまうので止めてほしい。10時からでいいじゃないか。と制作に文句を言ってみる。

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