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2009年12月 1日 (火)

事業仕分けについてとりあえず書いておく

何をどう書いてもまとまらないので、とりあえず書けるところを小出しに書いてみる。最初のエントリーはこちら

・とりあえず伝統芸能は置いておく。現代劇が私の興味の対象だし、伝統芸能に変に手を入れたらたぶん日本の見えない力が動くだろうから放っておいても問題なし。以下で国というとき、国である場合と新国立劇場である場合が混ざっているので注意。
・国が現代劇との関係をどう位置付けるかが問題。私は「多様性の確保に現代劇を活用する」を基本方針にする。
・その柱として「地方の多様性を全国に広める」「日本の多様性を海外に広める」「個人の多様性を育てる」の3つを柱とする。
・もう少し具体的に言うと、表から見えるのは制作のコーディネート業務。ある地方の制作した芝居を他の地方に広めることで多様性を広める。そこには東京を含む全国公演で黒字を目指す+参加者を育てる意図もある。税金で芝居を作るのは地方自治体に任せる。そこの箱物を生かし、関係者が交流できる拠点とする。
・日本の公演は民間や地方自治体のものも十分面白い。日本ならではのものも多数ある。ただし海外にチャレンジするには資金もノウハウも足りないので、ここをサポートする。野田秀樹ですら個人での赤鬼イギリス挑戦が3000万円赤字とか、そんな状況を改善する。
・それらに付随する業務として、スタッフ交流・育成と役者育成を行なう。地方だと交流が少なくなるところを、上手くアレンジして全国のスタッフと交流してノウハウ交換とか視野を広げるとかできるようにする。そこら辺、特に制作関係は体系立てて学ぶ場所が少なそうなので、育成も行なう。役者育成は、日本のスタンダードな現代劇の演技を決めることで、逆に独特の演技を際立たせることも狙い。自由度が高すぎて、独特が独特たりえないのが現状。
・芸術家育成については、海外に日本の多様性を紹介できることが条件。海外留学は25歳以下に限定。帰国してから世界3カ国以上で発表できないとダメ。評価は動員人数x黒字額。脚本家の場合は翻訳されて上演された分も係数を付けた上で加算。制作はコーディネートの一環で国がサポート。
・引込めるもの。国による芝居制作。テーマはあっても芝居選びに一貫性がないし、営業やる気ないし。貸し館も禁止。そんな暇があったら地方自治体が作った良作を上演する。というか短期間上演だと赤字になるから、その分を地方自治体に割く。あるいは自分たちがコーディネートした海外公演の凱旋公演に割く。営業は地方自治体がプランを立てて、国が協力する形を取る。営業やる気ないし。
・新国立劇場運営財団は廃止。必要な業務は日本芸術文化振興会に一本化。無駄な理事長は削減。これは伝統芸能と現代劇とのコーディネートも狙う。特に歌舞伎は民間での交流が先行しているけど、もっといろいろできるはず。
・芸術文化振興基金はコーディネートと若手育成に注力。大器晩成の見極めは民間の助成にまかせる。活躍する人は学生時代から活躍している。30歳すぎた自己満足集団に税金を使うな。表現と興行のバランスを取るのはあらゆるビジネスに共通。
・寄付は税制面の優遇措置を設けて、あるいはたくさんアピールして、たくさん集めることで税金投入を減らす。ただポイントは、税金優遇措置というより、集めた寄付の使い道。野球のシーズンチケットみたいな販売とか、公演を上手にパッケージして寄付したくなる企画に仕立てるとか、寄付した期の役者の公演に招待とか、使い道のわかる寄付企画をたくさん立てるのが大事。
・ここまでは「地方の多様性を全国に広める」「日本の多様性を海外に広める」の話。「個人の多様性を育てる」は少し違う。
・いわゆる芸術家派遣とかの話。現代劇のノウハウは、教育に応用するとよい効果がありそうだと、これは直感的に思う。自分を表現すること、他者の表現を許容することは、私を含めた多くの日本人に欠けている要素のひとつ。平田オリザ頑張れ。

・キーワード。面白い現代劇は最高に面白い。歌舞伎が現代劇に学んでいる。グローバル化。フラット化する世界。文明の衝突。画一化の圧力下ではむしろ多様性が貴重となる。不思議の国ニッポン。道州制。二極化。グローカル。文化は余裕のバロメーターのひとつ。来日舞台は多いが海外公演はほとんどない。拠点があると交流が促進される。動きがないと交流しようがない。少子高齢化。日本ブーム。世田谷パブリックシアターとさいたま芸術劇場は頑張っているし、東京芸術劇場も変わるかもしれない。首都圏と地方の人材の厚さと母数の違い。すでに税金は大赤字だから減らせるものは減らすことで対応。

とりあえず適当に書いてみました。念のために書いておくと、「新国立劇場不要」からスタートしているわけではありません。そもそも国が文化振興として何をやるべきかが不明確だと考えたから(それは本来政治家が決めることですが)、現代劇は文化振興なのか、それとももっと他の立ち位置から見直せるのではないか、と考えた結果です。

キーワード以外にも、私の当たり前にしている前提が隠れているかもしれませんが、それはそれで。

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