他人事ではない転勤と芝居の関係
都内有数の芝居フリークである「休むに似たり。」のブログ主が転勤で長野に引越すとのこと。小劇場発掘のために参考にしていた私にとっては痛手だけど、そもそも引越す本人にはそれどころではない。
私ももともと都内に勤務していて、転勤に伴う引越しで首都圏外に引越したのですけど、交通費をかければ芝居を観るのも無理ではないと算段がたったのは引越が落着いてからです。それでも交通費がチケット代を上回ることもたびたびあって、以前よりは足が遠のきました。けど、観たいものは観たいので、交通費+時間がかかるのは諦めています。高いといっても、たかが知れているといえなくもない金額ですけど。
さて、引越し先に迷っているようですけど、芝居を観るという観点で言えば、松本市に軍配が上がります。なんとなれば
・東京への交通手段がそれなりに用意されている(こちら参照)。電車は夜だと21時が最後(こちら参照)ですけど、新宿が起点なので、それなら青年団の夜の回くらいは観られるし(その場合は松本駅に真夜中に着いてから帰れるのが条件)、電車も回数券で安くできる。バスは、たぶん身体が休まらなくて仕事に差支えるので、バックアップとしてはいいけど、メインの利用は多少安くても止めたほうがいいと思います。
・大阪、福岡、札幌へ行くための飛行場が近い(こちら参照)。大阪は伊丹空港なので、大阪の土曜日の夜の回が観られるなら、東京で話題の芝居はむしろ大阪で観るという選択肢もあるかも。ただ、JALの経営判断がどうなるかわからないのがリスク。
・まつもと市民芸術館がある。串田和美が芸術監督ですし、二兎社が上演するくらいには認知されているので、都内に足を運ぶ回数を減らせる。
となります。車社会の場合はターミナル駅 or 空港までの交通手段が重要で、安曇野までいくと、駅の数はたいしたことがなくても電車の本数が激減するでしょうから(こちら参照)、県外へ出るにはそれだけ不利になります。町の便利さや雰囲気、職場やそれ以外の拠点との距離の兼合いもありますけど(そしてそこら辺は、松本市には城がある、くらいしかわからないのですけど)、便利な場所に住むのに越したことはありません。
ちなみに私は、ターミナル駅(っていうのかな)から徒歩10分強の場所に住んでいるので、終電で帰ってきても歩いて帰れます。最初は日常の買物その他で便利な場所がいいと思って選んだのですが、後で芝居を観るようになると、駅からの距離が帰りの時刻の余裕に大きく影響するというのがわかり、いい場所を選んだといまさらしみじみ思います。
何かの参考になれば幸いです。
« 「演劇はなぜ人気がないのかな?かな?」 | トップページ | <再掲載>芝居の費用を計算する »
TBありがとうございます。
結局松本駅から歩いて帰れる場所にしました。3月下旬に引っ越し予定です。
テツなアタシとしてはあずさが使えるのは重要なんですが、高速バスも負けず劣らず快適です。時間が読めないので仕事には使えませんが。
松本空港はJAL撤退は正式ですが、静岡の航空会社、FDAが北海道、福岡便を始めるらしいので、そこに期待。青森行きは、日本海側に寝台特急が走ってるのでそれを使うつもりです。まあ、旅のつもりで楽しむことにします。
投稿: かわひ_ | 2010年2月21日 (日) 02時26分
かわひ_様:
コメントありがとうございます。コメントを読んだ感じでは首都圏以外の芝居にむしろ近くなったようで。今後は首都圏以外の劇団を、首都圏の誰よりも先んじて発掘できるかもしれませんね。
今後もかわひ_様が観劇活動を続けられますように。
投稿: 六角形 | 2010年2月21日 (日) 22時40分