2010年上半期決算
2010年上半期決算
恒例の決算です。一部順番を変えてあります。
(1)Bunkamura主催「東京月光魔曲」Bunkamuraシアターコクーン
(2)PARCO PRESENTS「志の輔らくご in PARCO」PARCO劇場
(3)(4)青年団「カガクするココロ」「北限の猿」こまばアゴラ劇場
(5)阿佐ヶ谷スパイダース「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」下北沢本多劇場
(6)Dart's 「In The PLAYROOM」Gallery LE DECO 4
(7)青年団「革命日記」こまばアゴラ劇場
(8)チェルフィッチュ「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」ラフォーレミュージアム原宿
(9)パルコ企画製作「裏切りの街」PARCO劇場
(10)劇団、本谷有希子「甘え」青山円形劇場
(11)(12)(13)新国立劇場主催「夢の裂け目」「夢の泪」「夢の痂」新国立劇場小劇場
以上13本、隠し観劇はなし、チケットは1本のラッキーチケット以外はすべて公式ルートで購入した結果、
- チケット総額は63350円
- 1本あたりの単価は4873円
となりました。半分が新国立劇場と青年団ということで、単価が一気に5000円を割りました。ただし、時間があれば6月中に観られたナイロン100℃や野田地図が入っていませんので、あまり真に受けられない数字です。
上半期は、芝居を観に行く時間が取れなかったことに尽きます。1月、飛んで4-5月、最後に意地でシリーズ物の1本、という感じです。観に行ったものの当日券が取れずに見逃したこともあったのですが、他の予定が優先する、あるいは疲れすぎて出かけられない、というのがこんなに多い期間は初めてでした。こうやってみんな芝居の観客人口からフェードアウトしていくんだろうな、それでもたまに観るとしたら鉄板の有名芝居だけになるんだろうな、というのがよくわかりました。
この感覚がわかる人で、さらにこの状況を踏まえて戦略を立てられる人が演劇界にいて、いろいろ試みてもらえるといいんですけど、どうなんでしょう。個人的には、聴きに行っていませんけど、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」の企画は素晴らしいと思います。毎年ゴールデンウィークに集中させる開催時期、圧倒的に大量のプログラム、別のホールまで1分で行けるというあの密集間、有名な(ここ重要)作曲家の曲で統一したわかりやすさというのは、敷居の高いクラシック音楽に無関係な人でも興味を持つように仕向けるのに十分な資格を持っていると思います。あれに比べたら「フェスティバル/トーキョー」なんて、個々のコンテンツの質はさておき、芝居に無関係な人間を振向かせる、忙しくてもその時期だけは確保する、というところには遠いです。音楽は学校で習うけど芝居は習わないとか、いろいろ音楽有利な理由はあると思いますが、それはまた別の機会に。
7月は面白い芝居が目白押しなので、少しでも観に行ければと思っているのですが、そういっている今週末からして観にいけなかったので、先が思いやられます。