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2011年2月18日 (金)

なんか見覚えのあるタイトルの芝居

なんだっけと思ったら、初演のときにメモしていた芝居でした。で、なんか号外出てますね。たしかアニメの監督はこの前若くして亡くなったはずだが、これも何かの縁か。

かといって観に行けるかと言われるとかなり無理筋なんだが。

2011年2月13日 (日)

野田地図「南へ」東京芸術劇場中ホール(ネタばれあり)

<2011年2月12日(土)夜>

活火山のそばにある観測所。火口に身投げしようとした女性を救出してきたところに、新しい観測員が赴任してくる。女性の嘘に翻弄される観測所の面々。その最中、麓の旅館から観光客がやってくる。極秘の任務を請負っているらしい。いろいろ行き違いや思惑が行きかううちに、少しずつ火山の活動が活発になっていく。

すいません、体調最悪でまったく集中できませんでした。昼はまだ大丈夫だったけど、その後急速に悪化。ものすごいいい席で観られたのにもったいない。ただそれを差引いても、前回の「ザ・キャラクター」に近い印象。コロスの使い方がかなり洗練されていたのもそうだし、社会派路線で一回では把握しきれないのもそう。

ネタばれでいうと、マスコミが絡んで、嘘を言っていた女性の言うことに本当が求められ、本当のことを言っていたはずの観測員の言うことが信じられなくなっていく。観る側が誰の言うことを信じればいいのかわからなくなっていくその過程に、それを古代の物語と、日本のXX(これは伏せる)の起源と、現代のXX(これも伏せる)に絡めていく。こんだけいろんなネタを詰込んで、ひとつの話に成立させるのは野田秀樹でないと無理。その点ではすばらしい。

でもこの壮大なテーマを立上げるためには、役者の側に想像力や演技力だけでなく、何らかの見識も求められて、それを若い役者に求めるのは酷だったというのが印象。妻夫木聡は前回観たときよりも格段に成長していたし、蒼井優はもう少し発声がしっかりすればいい女優に化けそうな予感もしますが、それでもきつかった。渡辺いっけいと高田聖子でもどうか、というくらい脚本のハードルが高かった。

で、役者ですが、みんな上手。上手なだけに、主役2人とチョウソンハに注目が集まる構成なのがもったいない。渡辺いっけいと高田聖子と銀粉蝶にものすごい期待していたし、藤木孝はなんかやってくれそうな面構えだったんですけど、見せ場が少なすぎる。もったいない。

こっちの体調や、公演後半になったりすると、またいろいろ変わると思うんですけど、いろいろもったいない舞台だった。

春風亭昇太プロデュース「春風亭昇太十八番シリーズ」下北沢本多劇場

<2月12日(土)昼>

昇太の前振り。春風亭昇々による前座で、医者に訊かれて知らないともいえない和尚が小僧を使いに出して探りを入れる「転失気」。以降昇太で、浮気を疑う奥方の疑いを収めるために付添いの権助に嘘を言いくるめて帰らせたが「権助魚」。力士になるように教育された小学生が授業でも力士のようになって「力士の春」。たまたま茶屋で見かけた相手に恋わずらいした若旦那の相手を探す手がかりは一首の和歌「崇徳院」。

昇太で2時間やってくれるなら一度は観ておこうと思って挑戦。なるほど面白い。全体に、前座を長めに笑わせて、本編はぎゅっと圧縮した早口で短め。「権助魚」は構成が本人一押し、「力士の春」は昇太のオリジナルでそれぞれ面白いけど、どれが一番楽しめたかというと、個人的には「崇徳院」。十八番というだけのことはある。

ほかにきちんと見た落語は志の輔くらいなんだけど、それに比べると昇太というのは棘があって毒が強い。芸人なんだから棘も毒もあって当然なんだけど、それにしてもそれが、特に枕だと、強く前に出てくる。嫌いなものを嫌いというのはいいんだけど、何なんだろうな、たまに出てくるあの馬鹿にしたような見下したような感じは。あの毒気を抜いたら昇太ではないと思うし、今の落語ブームの一端を担った自負もあるとは思うけど、それにしてももう少し上手に隠せないものか。

あと、「転失気」はなんか聴いたことのある話だと思ったら、昔々、今は亡き某名人の話で聴いたことを思い出した。もうちょっと落着いてやればいいのにね。春風亭昇々は二つ目昇進らしいので、がんばってください。

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