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2011年11月28日 (月)

ふるさと雇用再生特別基金事業の委託金を不正適用

fringeで見つけたのですけど、ヘッドラインだと流れてしまうので、地元の日本海新聞より。11月3日6日の記事が見つかったけど、まずは3日付から。

がいなは、東京都内の舞台制作会社の代表者が中心となって昨年8月に設立。県中部を拠点に日中韓の劇団で環日本海を題材にした舞台事業を約2800万円で連合から受託した。

連合の調査報告によると、劇団側は虚偽の領収書を用意するなどして韓国、中国への出張旅費263万円余を架空請求し、県中部で稼働実態がない車両リース契約で75万円(4台分)、雇用者以外の携帯電話の端末機と電話代で約7万4400円を支出。その他燃料費(37万円)やパソコン賃借料(35万円)など一部事務費も委託外業務に充当していた。

今度は6日付から。

がいな側は連合から概算払いを受けた委託金約1300万円のうち約1143万円を執行。連合事務局の調査で、執行額のうち、がいな側は委託外業務に762万8千円、都内の関連会社が355万7千円を使用しており、委託金のほとんどが委託事業に使われていないことが分かった。

連合事務局は同日の全協で、架空の海外出張費263万円や県中部で稼働実態のない車両リース料75万円などに加え、雇用者4人の人件費約644万円(1人当たり月額給料約25万円)の支出に関しても「雇用実態はあるものの委託外業務や関連会社(東京都内)の業務に従事し、連合の委託事業が主な業務ではなかった」と説明。人件費やその他事務費も「不適切な支出」と報告した。
(中略)
今回の問題をめぐり連合は1日付でがいなとの事業委託契約を解除。がいな側は10月27日に概算払い金を連合に全額返還した。

で、これがどんな劇団だったかというと、こちらのブログによると、

座・がいな ですな。

とあるので調べたら、読売ではプロデューサーが、朝日で代表が、それぞれひっかかった。それなりに活動実績はあったようで、感想ブログなど他にもいくつか引っかかったけど、刑事じゃないので載せるのはやめておく。ちなみにこの間2分。Google怖いよGoogle。

韓国語や中国語で公演して大陸から観客誘致とか東京でもハードル高すぎだと思うんですが、それができるように思えてしまったんでしょうか。字幕でいいじゃん。それを差し置いても、旅行者として海外旅行するなら無理矢理外国語上演されたものよりは、現地のものに生で触れたいとか考えなかったのかな。タイ旅行でニューハーフショーを観たときに演歌が流れてげんなりしたのを思い出した。あれはバブルのころに人生初の海外旅行をしたじいちゃんばあちゃん達がターゲットだったころの名残だったんだろう。今は知らないけど。関係ないですね、はい。

閑話休題。この話で思い出したのが以前の不正受給の話。今の補助金申請がどうなっているか知らないけど、活動実績以外に資格は問われないんだろうと思われる。「演劇は仕事になるのか?」では、イギリスの話として、助成団体はNPO(それは今回も同じらしいけど)で会計公開だとか、所定の協会組織に加盟してその契約を守っているのがプロの資格だとか、いろいろ載っていたけど、やっぱり何か資格が必要だと思う。

いや、自分でも働いていて、何をもってプロって名乗れるのかがよくわかっていないんですよ。とりあえず雇われて給料をもらっていますけど、会社にどれだけの収支をもたらしているのかは会社の仕組みにも依存しますので、クビになれば職業・無職で、じゃあ自分個人はプロなのかアマなのか、プロアマは単に状態を表すだけなのか。そんな自分から見ても、劇団員なんて自称プロの職業の代表じゃないかと思うので、何をもってプロとするのかは決めたほうがいい。それが助成金受給とかの根拠にもなるような。

そこに公的資格で認定試験とかやって認定ビジネスうはうはとかやっては駄目なのはわかる。じゃあどうすればいいのかの意見がまだわからない。上演乱立は観る側からするとわけがわからなくて困るのですが、供給側の裾野を広げる一端を担っている面もあるので、むやみやたらと資格で規制すればいいというものではない。

難しい問題はわかるような別の形に置換えることが、大きすぎる問題は手がつけられる大きさまで分解することが必要なのだけど、そもそも問題の定義がまだできない。何を自分は問題と考えているんだろうか。目的によって問題の表現も変わるはずなんだけど、それも絞込めない。芝居分野に限らない、身の回りの出来事に基づいた前提条件というか問題意識もあるんだけど、そういうのをひっくるめて、どういう問題を定義すれば話を進められるんだろうか。この前読んだ本ではちょっと問題に近づけたような気がしたんだけど、また離れてしまった。うーん。

ただひとついえるのは、今回の事件を知った人なら、先のブログに載っていたような反応を引起すであろうこと。自分も最初の反応はそうだった。

劇しながら、金をクスネル団体のようですな。NPOって美味しいですなw
返せば良いんです。バレタラ、謝れば良いんですよ。劇をしたってことにして、酒飲んで飯食って、
4人お友達雇ってw

今回の運営団体がNPOかどうかはソースが見つからないのでわからないのだけど、組織形態だけでは不十分なことはわかった。伝統芸能でも、西洋芸能でもだめ。どうすりゃいいんでしょうね。

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