世田谷パブリックシアター企画制作「狂言劇場 その七 Bプロ」世田谷パブリックシアター
<2011年12月8日(木)昼>
土産の柑子を太郎冠者に預けていた主人が持って来いと命じたら「柑子」。源平合戦八島の浦の戦いで、海上の平家方から扇を掲げられて挑発された源氏方で選ばれたのは若干20歳の若者「奈須与市語」。哲学の問いに悩む沙悟浄が教えを請うて旅に出る中島敦原作「悟浄出世」。
他愛もない話になごみながら、なんでも語って話が進むのはシェイクスピアに似ているとぼんやり考えた1本目。ひとり語りや弓引きの迫力はすごいけど途中で呼吸が荒くなって大丈夫か万作と心配した2本目。挑戦精神は買うけど退屈で萬斎は演出やらないで別に演出家を立てたほうがいいと確信した3本目。1本目+2本目で30分強で、休憩はさんで3本目が2時間弱とバランス悪い。トータルの満足度は低いです。
会場ではAプロのボレロがすごかったという声があちらこちらで聞かれたけど、観ていないものはしょうがない。
短めですけど。
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