DULL-COLORERD POP「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」アトリエ春風舎
<2012年3月18日(日)昼>
夫婦に息子、娘の4人家族。子供たちはすでに家を出ているが、久しぶりに集まったのは父が亡くなったため。葬儀も終わり、疲れた母をお手伝いがサポートし、息子が帰ろうとしたときに、娘が引止める。父の机から遺言書が見つかったため、開封するために全員の戸籍謄本が必要だという。
面白いかつまらないかで言えば面白い。けどあのエンディングまでの過程の後味の悪さを味わうには体調不良できつかった。実際にありそうな話をここまで掘って転がすのもすごいけど、こういう話を創る人たちの頭の中というか興味というかよくわからない。猫の位置づけがよい。オチは途中で何となく想像ついたけど、やっぱり後味悪い。
ビール飲んでる公開駄目出しまで観たけど、エアコンか気温か、この劇場寒い。あとチケットの半券に値段書いておいてください。
・振付になってきているのでもっと自由に、相手の反応を見て(多数)
・もっと間をかぶせて、あるいは引張って(多数)
・あの場面はもっとXXを出して(多数)
って感じ。さすがに前半千秋楽だから致命的な駄目出しはない。でももっといけるかも、と思った場面はしっかり指摘されていた。ぬるっとセクハラしてたのは、まあエンターテイナーってことにしておく。
他に、公開稽古を観た観客のリクエストでエンディングの別バージョンを試したり(うけたら採用、といいつつうけずにあっさり却下)、この会場が70席で次の新潟が843席(だったか)なんでこの会場が何個入るんだかわからないけど大きな劇場で試したいことはたくさんあるからミザンスは変えるのに前向きとか、平田オリザみたいに舞台上特設席にいかないのはすごい。
最後の質問でこれはハッピーエンドかバッドエンドかの質問が出て、6対4か7対3くらいでハッピーエンドが多くてびっくりした。自分はバッドエンド派だったので何でだろうと思ったけど、あれはたぶん音楽に引張られていると思う。音響は演出家からのメッセージ。音響なしだったら半々くらいにはなったはず。でもどっちともとれるのは確か。
こうやって書いているうちにどんどん体調が悪化しているのでこのくらいで。これから観る人は体調を十分に整えてください。で、ハッピーエンド派かバッドエンド派か、観終わったら考えてみてください。毎公演挙手させてみてほしい。
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