森田オフィス/イッセー尾形・ら企画製作「イッセー尾形のこれからの生活2012 GW in クエスト」原宿クエストホール
<2012年5月3日(木)昼>
イッセー尾形の一人芝居7本。(1)めでたい格好をしているおじさんのいる場所は (2)移動中の噂話 (3)窓口のおばさん (4)店番の女性 (5)道に迷ったおじさんたちの中心人物 (6)旅する女性 (7)どこかのギタリスト。
初めてのイッセー尾形だったけど、上手くて面白くて、さすがでした。楽しんだ。個々のタイトルが不明なのと、設定の説明をするのももったいないのですごい適当なメモになりました。これから観る人は楽しみに。
全部同じ人による作成なのだから統一感があるのは当たり前なんだけど、設定が秀逸なものと、演技が上手なものとに分かれている印象。でも導入というか構成というか、すばらしかったな。衣装と簡単な小道具はあっても、7本とも一人で観ている側を引っ張り込まないといけないところを、会話の順番だったり、出のインパクトだったり、言葉遣いだったりで、違和感なく状況を知らせて納得させるのは。落語の現代版といえなくもない。個人的には設定と展開と演技が絶妙でインパクトも強かった(1)と、説明にしてやられた(6)がよかった。(7)は、あの突飛な組合せはなんだったんだろう(笑)。
あとはロビーもすごいことになっていた。ドリンクとおつまみが無料で、これまでの衣装のフリーマーケットもやっていて、あのリラックス感はちょっと普通の芝居では見かけられない。
当日券でも観られそうなので、時間のある人は一度はイッセー尾形を観ておくべき。老若男女、誰でも楽しめる貴重な舞台です。
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