劇場法とか文楽とか
全然ニュースを読んでいなかったら劇場法が国会に提出されて順調にいけば今期成立なんですかね。よくわからん。こういうのはfringeで書いてもらわないとわからん、とか他力本願な最近です。私が見つけたのはこちらのブログで、劇場法よりも大阪で文楽が目の敵にされて補助金削減が盛上がっているみたいですね。
歌舞伎は猿翁の始めたスーパー歌舞伎と勘三郎の始めたコクーン歌舞伎で盛返して、串田和美や野田秀樹や蜷川幸雄や三谷幸喜や宮藤官九郎をひっぱりこんだ。しかも新感線とか蜷川舞台とかに出張している。狂言は野村萬斎が世田谷パブリックシアターに食いこんでがんばっています。やっぱり適度に新しいもの、今ならではのものが混ざらないとつまらんと思うわけですよ。予算も権限もない一般観客の立場としては。それが娯楽でも、芸術でも。特にこういう時代の変革期ならなおさら。
松竹が支えていたけどギブアップして移管した話は以前聞いたので覚えていたけど、さてそれで文楽を観に行ったかというと、全然観に行っていなかった。夏に三谷幸喜がPARCO劇場でやるから、それが見物デビューかと考えていた。文楽も、いいタイミングで三谷幸喜をつかまえられてよかった、というかぎりぎり間に合った。PARCO公演は間違いなく満員になるので、これで面白かったら、次を書いてもらってもいいし、他の人に頼んでもいい。そこから次につなげられる。そういう意味では次の公演が天下分け目になる。
それにしても、民間が芸術を担ってきた日本で伝統芸術を守るというのは、どうするのがいいんでしょ。劇場法がうまく検索できないのだけど、たぶん新規育成と地域密着が主で、伝統芸能は入っていないんじゃないのか。というか提出された劇場法はどこだ。
これ以上考える気力体力がないので今はここまで。
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