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2013年6月13日 (木)

再掲載:当日券に10のお願い

何か再掲載するものでもないかと昔のバックアップを読返していたら、面白くて読みふけってしまいました。自分はなんてひどいヤツだったんだと気がつけるのは、成長したからいいことなのか。今も同じ調子で書いているような気がするから、成長していないのか、単に忘れていたのを読返したからそう思っただけか。いったい自分は何に対してあんなにムキになっていたんだ。

そこから選ぼうとしたら、面白いものには何かしら悪意が含まれていたり、コメント欄の議論も含めての面白さだったりして、ちょうどよいのを選ぶのが難しかったので、無難な1本を選びました。最近は小規模小劇場芝居を観ることが少なくなったので、このレベルで当日券にお願いすることはないのですけど。

<ここから再掲載>

当日券で芝居を観ることが多い私は、制作、受付の人たちにあんなことやこんなことをお願いしたいということがたくさんあるので、まとめてみました。

(1)当日券を発売するかどうかをはっきりさせてほしい
これを明記していないチラシは山のようにあります。私は「当日:XXXX円」の記載があれば、当日券は必ず発売するものだと判断していたのですが、どうやらそうとも限らないようです。売る側からすれば、前売りで売れるならそのほうがいいでしょう。けど買う側からすれば、先客が並んで買えないのなら諦められますけど、売っているかどうかわからないものを買いに行くというのはその日1日のスケジュールに対してリスク(大げさな言葉ですけど)なわけで。客席数にもよりますが、100席の劇場なら5枚で構わないので、当日券用一般席を確保してほしいです。それが出来ないなら完全予約制、前売制もありですし、その代わり売れ残った席やキャンセル分の販売も、その予約制、前売制を裏切らない範疇で売る側がリスクを負ってほしいです。

(2)ちゃんと並ばせてほしい、横入りも見ていてほしい
数人の列ならたいしたことはないですが、数十人が並ぶような場合は、整列するように担当者が定期的に確認してほしいです。あと、ひとりが先に並んで、後から友達が割込むというのも防いでほしいです。自分のすぐ前なら抗議もできますが、ずっと先だと注意も難しく、結局負けてしまいます。これはシアターコクーン数回、本多劇場で1回見かけました。ある程度大きな劇場で、一般客の多い人気公演を数多く上演していることの裏返しでもあって、売る側としては悩ましいところです。防止策としては、並んだ人に片っ端から整理券を配る、何時間も前から並ぶようなら列抜け防止として定期的に整理券を取替える、という方法が思いつきますが、そこまでやっているところは見たことがないですね。そこまで必要な公演も少ないですが。

(3)整理券を配ってほしい
これはキャンセル待ちの販売のことで、並ばせもしなければ整理券も配らないという不思議な扱いを以前受けたことがあるので、挙げておきました。さすがにそんなことはそれ1回だけですが。

(4)当日券窓口は独立させてほしい
これは新国立劇場でオペラ当日券を買ったときのことですが、他公演の前売と当日券販売との窓口が兼用になっていたため、あと30分で開演という段階なのに前売でだらだら考える客の後ろで焦りながら待つという事態に当りました。論外です。これもそのときだけですが。

(5)「お知りあいはいませんか」はやめてほしい
言わずもがな、ですね。fringeでさんざん書かれているので省略。でも「関係者に」ではなく「出演者に」という枕詞がつくことがあるんですね。ノルマが役者だけ課されているのか、スタッフは受付で確認できるから聞くまでもないのか。

(6)席を選ばせてほしい
並んでいる客を手早く捌くのは受付担当者の仕事ですが、席の場所も示さずに捌かれるのは嬉しくないです。あらかじめ座席表を用意して、当日券で販売できる席に色をつけておき、「X名でS席ならこちら、A席ならこちら、ばらばらでよければ・・・」あるいは「舞台前方がよければこちら、センターよりならこちら」というように2つ3つの選択肢を並べて、その範囲で選ばせるというのが売る側の時間と買う側の満足の一致点かと思います。受付が2箇所以上ある劇場だと少し工夫がいるかもしれませんが。

類:指定席と自由席との区別もあらかじめはっきりしてほしい。一人席か桟敷・ペンチシートかもあらかじめ明らかにしてほしい。それもチラシの段階で。

(7)客席別の見切れを明らかにしてほしい
デジカメで数箇所から舞台を撮ってくれれば当日券の発売には余裕で間に合いますが、実践しているところは皆無です。前知識は少しでも少ない方がいいというのであれば、大まかな舞台美術配置を座席表に書いておくだけでもいいのですが。経験則では、左右対称の美術なら、役者の演技は下手席のほうが、上手席より見切れが少ないと思います(役者は上手側に寄りがち、ということ)。

(8)受付担当者は知合い客と談笑しないでほしい
これは客へも注文になりますが、開演前は会釈程度にしてほしいですね。開演前に受付やロビー(見えるところ)にいるスタッフは、接客に専念してほしいです。たとえ関係者専用受付でも見苦しいです。他に、キャンセル待ちの客が並んでいる前で、関係者予約のチケットがまだ引取られていない場合に、明らかにそちらを気にかけて(電話をかけたりして)予約流れを遅らせている場面も見かけますが、遅れるなら連絡してほしいことを徹底しておいて、時間に間に合わなかったらすっぱり流してください。

(9)キャンセル待ち発売は開演15分前からにしてほしい
5分前だと、入場してからトイレにいく時間がなくなります。キャンセル待ちが出るくらいの人気なら10分前でも厳しいでしょうから、15分前というのが適当だと思います。これは通路席や立見席の客をまとめて誘導する場合も同じで、これは1列に1人の担当者がいるとして、10分前くらいが適当ではないでしょうか。早すぎると尻や脚が痛くなりますし、難しいところです。

(10)通路席や立見席の値段で一般席と同じ料金を取らないでほしい
通路席でも椅子とクッションを用意してくれるなら構わないのですが、通路に直接クッションを敷いただけの「座布団席」や立見席が一般席と同じ料金なのは、納得できません。これは通路席を出すだけの広さのある中規模の劇場で、かつ当日料金が前売料金よりも高い公演で見受けられます。そこまで客が来るとは想定していなかったのかもしれませんし、それだけ人気の公演なら一般席と同じ値段でも売れる(実際に売れているし買っているし)という判断もあるかもしれませんが、舞台はライブであるという特性を考えても、ちょっとそれはないだろうと思います。

順番に書いてみたら10個にもなりました。これを見ている制作、受付担当者がいましたら、検討していただきたいものです。

それ以外の当日券のおまけ話

・新国立劇場の当日券販売はそうとう雑
受付が独立していない、並ばせない、座席表はあっても空席がわからないし、料金が4種類掲載されている(席ごとの料金ではなく公演自体の料金です。オペラ劇場の料金パターンはどんな公演でも4種類で固定のようです)ので値段がすぐにわからない。小劇場は地下に独立した売場がありますから違うかもしれないですけど(買ったことはないです。中劇場も買ったことがないのですが、窓口は1階なのかな)。いくらきれいでも頭が悪いのは勘弁、って何のことだか。新国立劇場の当日券は、チケットぴあでZ席というのが一番ですね。

・当日券の料金が前売券より高いのはしょうがない
これは経済原則からいってしょうがないです。1ヶ月か2ヶ月前にお金を払う、このお金を当日まで客が持ってX%で運用したらXX円の利息がついたはずなのに、というのは経済の基本的な考え方ですから。まあX%がきっちり当てはまる価格差とはおもいませんが、そこまでは問いません。もちろん当日精算は当日料金であるべきですし、座布団席、立見席は数百円でも値引きするべきと思います。

・初日以降ならおおよその上演時間はわかりそうなものですが、自分たちのHPに掲載しているところは少ないですね。当日券の予定を立てる場合は、シアターガイドのHPが重宝しています。

<ここまで>

補足すると、いつ頃からかは思い出せませんが、近年は新国立劇場で当日券を買ったときはずいぶんスムーズでした(ぴあでの販売はだいぶ前に取りやめになって劇場直接販売に一本化されたはず)。あと、fringeの話はこちらこちらに載っています。シアターガイドのHPとは上演時間情報欄のことですね。最近だと当日券販売状況は劇団のサイトやTwitterを前日や当日に確認するのが確実かな。

しかし最大の問題は、当日券に並ぶ気力が減っていることだ。かといって前売もなあ。

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