シス・カンパニー企画製作「ドレッサー」世田谷パブリックシアター
<2013年6月29日(土)夜>
巡業公演中のシェークスピア劇団。1時間後に開演を控えて、主役を演じる座長が医者にかかってしまう。ようやく劇場に戻ってきたが、心身ともに不安定な状態のまま。関係者が上演中止に傾く中、座長の付人だけが上演を主張し、奮闘を始める。
三谷幸喜がやるからコメディーだろうと思ったら、コメディーだけには収まらない重いイギリス脚本。垂涎のキャスティングで上演と思いきや、橋爪功と大泉洋の2人がメインで他は出番が少なく贅沢な状態。それなりに笑いは取れていたものの、自分にはどうもかみ合わせの悪い印象。1階最後列だったけどこの劇場なのに舞台が遠かった。
三谷幸喜が脚本負けしたのか、とか、大泉洋は頑張っていたもののこの役には少し軽すぎたせいか、とか、いろいろ考えたけど、何か橋爪功が演出に合っているようで合っていない気がする。銀粉蝶演じる舞台監督マッジ、じゃなくて舞台監督マッジを演じた銀粉蝶には拍手を送りたい。
« 2013年7月8月のメモ | トップページ | ナイロン100℃「わが闇」下北沢本多劇場 »
コメント