青年団・こまばアゴラ演劇学校「S高原から」こまばアゴラ劇場
<2014年3月22日(土)昼>
国内某所の高原地帯にあるサナトリウム。いつ治るとも知れない病気にかかった患者とその見舞人、サナトリウムの勤務者たちによる、ある夏の夕方。
観たのはBチーム。青年団少な目で演劇学校生多目だけど、いかにも平田オリザの芝居といった仕上がりできちんと楽しめる。脚本と演出と、どちらが強いのか。欲を言えば青年団多目のCチームも観たかった。
前回の「S高原から」がたしか青年団初見だったと思うけど、筋をまったく覚えていなかった。今観るとある種のエロスにあふれている脚本だったけど、「生と死」を扱う以上、エロスを扱うのもまた自然なのか、それとも平田オリザも青年団も若かったのか。見せ所のある役が多くて、観る方は楽しいけど、演じるほうはそれ以上に楽しいだろうと思う。
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