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2014年4月28日 (月)

ティルト主催「春風亭昇太独演会 オレスタイル」紀伊國屋サザンシアター

<2014年4月27日(日)夜>

隠居が説明する百人一首には花魁あり相撲取りあり「ちはやふる」を立川生志が。さいころ博打で懲らしめられた男がその手を悪用して一儲けを企む「看板の一」。足の遅い小学生がわざと運動会のリレーのアンカーに選ばれて雨天中止を願ったら「空に願いを」。商売下手な古道具屋が汚い太鼓を高値で仕入れたところ「火焔太鼓」。

これに枕とは別のオープニングトークも付くのでなかなかお得。自作の「空に願いを」が細部が凝っていて面白いのだけど、単純な筋書きでも引きこまれるのが「火焔太鼓」で、有名な噺はそれだけの力があるものだと感心する。

映画に出演した話でご機嫌なオープニングトークかと思いきや、端々に毒気のある言葉が漏れて、何でこんなに毒気があるかなと感じさせるところは以前と変わらず。トークで話していましたけど、こういう人はちょっと離れて観るのがいいですね。

2014年4月27日 (日)

日本の30代「十二夜」駅前劇場

<2014年4月26日(土)夜>

航海で嵐に会い一人陸地にたどり着いた娘は、生活のために男装してその地の公爵の付人となる。公爵に焦がれるも男の振りをしているばかりに思いを伝えられない娘は、公爵が恋する伯爵令嬢への使者に出される。公爵につれない返事ばかり返す伯爵令嬢を説得する娘に今度は伯爵令嬢が惚れてしまう。その伯爵令嬢の家には叔父とその友人が滞在しているが、これがいたずらを企んだばかりに話がややこしくなる。

演出が鵜山仁だけど役者は小劇場出身だから、どれだけ崩してくるかが見所と勝手に想像していたら、小田島雄志訳を使った真っ向勝負だった。初見の演目だったけど「ちゃんとした上演で観たことがある」といえる仕上がり。衣装に手間をかけたところがとてもよかった。ついでに言うと、駅前劇場に思ったよりもシェイクスピアが似合っていた。

正直に言うと、言葉に声が追いついていなかったり、演技のトーンが出演者間で少しずつ違ったり、後半の盛上がりに大して前半がおとなしいという印象も受けた。けれども、そういう細部のあれこれを上回る何かが舞台を支えていて、観劇後の印象が満足感につながっていた。もちろん演出のおかげで大幅に水準が上がったはずで、それは認めるけど、それだけではないような気がする。根性論は嫌いだけど、上演に対する必死さというかひたむきさというか、何かそういう要素が水準をさらに押上げるくらいに充ちていたのではないかと推測する。

2014年4月 6日 (日)

雑多な感想4本

他の人のブログより。

その1。「S高原から」の感想でこんなものがあった。

 ところが平田オリザの作品のひとつの特徴は過去の演技の記憶がたとえ呼びさまされたとしても作品の印象そのものはそれほど変わりがないことだ。

AチームとBチームを観て、Bチームが良かったとも書いてあるので、Bチームしか観られなかったのはそんなにがっかりしなくていい、むしろ観られた1本がBチームだった自分はラッキーくらいな感じになりました。それにしても、観た回が違うとはいえ、目を引いた役者の違いというのは面白い。


その2。タイトルだけで内容がわかりますけど、「好意的なツイートばかり集めたtogetterを劇団が作るのはほめられたことじゃないけど、まぁいいじゃん。」というエントリー。

たしかに褒められたことではないが、もう、これはほぼ問題ない範囲だと思う。世の中にある物事の軽重というものを考えていけば、批判するにあたらないレベルだ。
(それで、ツイーター好意的な感想ばっかりでびびってマス!!とか書いたらだめだけど)

自分のブログが紹介されていたあの劇団かな、と思ったので気になった。自分もだいたい同じような感想。自分でやらせツイートを混ぜたわけでもなし。だいたい、裁判だって自分が不利になるような証言はしなくてもいいのだし。これくらいは健全な宣伝の範囲。


その3。スーパー歌舞伎の佐々木蔵之介を評してのコメント。ネタばれになっているので注意。

だからねえ、蔵之介さんは勿論立ち姿もいいしニュアンスとしてはいい芝居をしていると思うのだが、もっと来いよお!とも思ってしまうのだった。理屈じゃない上乗せがないとどうにも十和とのパワーバランスがなあ。お前のピスタチオ魂そんなもんじゃねえだろう!と古い話を持ち出したくなってしまう罠。

「お前のピスタチオ魂」とか今ごろ出てくるか、全盛期の惑星ピスタチオに脳みそやられて(失礼)引きずっている人が世の中には一定数いるのだな、ということに思いを馳せて苦笑いしてしまった。

さらに一昔前につかこうへいとか唐十郎とかにはまってしまった人たちと同じようなもんなんでしょう。私はもう少し遅かったので、そこまでひどくはないのですけど、たまに「大切なバカンス」とか「ナイフ」の場面とか思い出したりするくらい、遅れた私にもかなりのインパクトを残しています。


その4。興味津々のワークショップレポート。3日間あるということを考えても、演出が役者宛てというより場面宛て、みたいになっているのが面白い。もっと細かい演出もあったのかな。

それにしても計4回のレポートと予告しつつ、2回目以降がまだ出てこないのは焦らせすぎ。

<2014年4月10日(木)追記>

残り3回のレポートが出ていた。以前読んだ本を思い出した。アクターズスタジオ出身者の話だからいろいろつながるところがありますね。ちなみに全4回のうちどこが一番だったかというと以下。

・私はワークショップが終わってから現実に戻ってくるまで、(レポート準備もあったとはいえ)丸2日間はかかった。

ありましたそういう経験。慣れなんでしょうけど、脳みその普段使っていない場所を使った一般人の感想としては、やっぱりこれですよ。脳科学者に訊いてみたい。

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