ティルト主催「春風亭昇太独演会 オレスタイル」紀伊國屋サザンシアター
<2014年4月27日(日)夜>
隠居が説明する百人一首には花魁あり相撲取りあり「ちはやふる」を立川生志が。さいころ博打で懲らしめられた男がその手を悪用して一儲けを企む「看板の一」。足の遅い小学生がわざと運動会のリレーのアンカーに選ばれて雨天中止を願ったら「空に願いを」。商売下手な古道具屋が汚い太鼓を高値で仕入れたところ「火焔太鼓」。
これに枕とは別のオープニングトークも付くのでなかなかお得。自作の「空に願いを」が細部が凝っていて面白いのだけど、単純な筋書きでも引きこまれるのが「火焔太鼓」で、有名な噺はそれだけの力があるものだと感心する。
映画に出演した話でご機嫌なオープニングトークかと思いきや、端々に毒気のある言葉が漏れて、何でこんなに毒気があるかなと感じさせるところは以前と変わらず。トークで話していましたけど、こういう人はちょっと離れて観るのがいいですね。
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