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2014年6月 7日 (土)

松竹/Bunkamura主催「三人吉三」Bunkamuraシアターコクーン

<2014年6月6日(夜)>

将軍家から手入れに出された名刀・庚申丸が、盗賊に盗まれて川の底に沈められてから何年も後のこと。川浚いで再び見つかった庚申丸が古物屋の手に渡って百両の金で買われると、この刀と金とが巡って吉三という同名の三人の悪党を義兄弟につなげる縁となる。ところが、この刀と百両の金とに関わった人物には複雑な因縁が絡んでおり、それが三人の吉三に迫ってくる。

初日。3回も上演するだけあってさすがによくできた歌舞伎脚本。こいつぁ春から演技がいいや、の出元がこれでした。一幕と二幕の演出は若干地味目で、ところどころ長塚圭史の実験芝居みたいな気配もあったけど、三幕の立回りで思いっきり派手にやってすべてを吹飛ばす演出で満足。2回目のカーテンコールがスタンディングオベーション。音楽と照明が今時っぽいスタッフワークになっていたけど、特に音楽で、あそこまで歌舞伎っぽさの印象が変わることがわかったのは収穫。

主役3人はさすがに目立って、勘三郎いなくても十分できていた。それでも若干おとなしく感じたのは初日だからか。笹野高史の存在感がさすがなんだけど、主役が目一杯派手にやるともっとお互いに引立つので(それがコクーン歌舞伎の仕組みだと思っているので)楽日に向けて主役の3人はもっと無茶してほしい。

前売が正真正銘の完売らしいので、当日券は2階のパイプ椅子少しに立見がメイン。通路は使うけどあまりメインの演技では使わないのでその点は心配なし。カーテンコールまでいれて休憩2回を挟んで3時間40分だったので、当日券の人は気合と体力で臨みましょう。逆に、前から5列分くらいの桟敷席が取れた人は三幕の演出をぜひ楽しんでください。あれはうらやましかった。

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