NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺企画製作「リア」座・高円寺1
<2014年6月8日(日)昼>
嵐の荒野を彷徨うリア。長女と次女に領地を分け与えたものの、そこから追出され、ただひとり慕ってくれた三女を亡くしたリアの胸中は。
千秋楽。再構築して90分の3人芝居にしたリア王。いきなり嵐の場面から始まったり、三女の扱いが死んでいるのか死んだつもりなのかがよくわからなかったり(台詞だけ聞いたら死んで引連れているけど、元の筋だと死んだのは荒野の場面より後だったはずだったので狂ったリアが死体と思い込んだ何かを引連れている可能性もあり、で小道具と再構築のためそこらへんは分からず)、正直わかりにくい話になっている。
けど、ほぼ出ずっぱりの渡辺美佐子のよくわからないエネルギーに90分連れられていった不思議な感あり。植本潤と田中壮太郎の2人もいい相手役だったけど、2人だけの場面はリラックスしすぎ。しかし植本潤の身のこなしは格好良かった。
照明が暗すぎて前半は表情がいまいち見えなかったのが視力の悪い自分には不満。照明の明暗でリアの心中を表しているかと思わないでもなかったけど、狭い劇場なら暗くても見える、というわけではないのでそれは一考してほしい。
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