2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« あるようでなかった最も遠い席からの距離 | トップページ | 2014年上半期決算 »

2014年6月29日 (日)

シス・カンパニー企画製作「抜け目のない未亡人」新国立劇場中劇場

<2014年6月28日(土)夜>

国際映画祭が開催中のベネツィアのあるホテル。かつて一世を風靡して、結婚後は長く現場を離れていた女優が、夫である映画監督の死亡をきっかけに現役復帰を計画する。出演作品では監督と相思相愛にならなくてはいけないという信念の女優に、国も違えば作風も違う4人の監督が次回作の主演キャスティングをオファーしてくる。夫の遺産で出演料は気にしないでも構わない女優がどのオファーを受けるか迷っているときに、エージェントがひとつの提案を出す。

初日。イタリア喜劇の原作をアレンジして、三谷幸喜の持味のひとつであるとても軽い喜劇に。全体にデフォルメ勝負の役作りの中、あれだけおおげさにやっても馴染む大竹しのぶはやっぱり大物。ホテルマン兼進行係のの八嶋智人はこういう役だと非常に生き生きする。峯村リエはもうすこし観たかった。女優の妹の話がもう少し本線の話に絡んできたらよかったけど、そこは原作の事情か。

そんなオチか、みたいなオチも含めて笑って、ああ楽しかったと屈託なく思う一本。張出して広めの舞台を役者が左右に行ったり来たりで端の人は大変かもしれないけど見切れは一切ないすっきりした舞台に、テンポの良い休憩なしの1時間55分。大竹しのぶプラス誰か興味のある役者がいたら観てみたら如何。

« あるようでなかった最も遠い席からの距離 | トップページ | 2014年上半期決算 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« あるようでなかった最も遠い席からの距離 | トップページ | 2014年上半期決算 »