大人の新感線「ラストフラワーズ」赤坂ACTシアター
<2014年8月9日(土)昼>
相手を殺して自分も死ぬ、謎の暗殺集団ラストフラワーズ。その調査に二大ヤクザがしのぎを削る都内某所に潜入する女捜査員。が、この両方の組が隣国の独裁体制に対してそれぞれ秘密を持っていた。この秘密に触れた捜査員たちが事件の解決に命を賭ける。
と書くとかっこいいけど、中身はB級スパイのドタバタ物語。ただ、松尾スズキならではの台詞の鋭さ以上に優しい台詞があり、妙に心にひっかかる場面やラストの長台詞もあり、でB級なわりにドタバタに徹したわけでもない。大人の展開というか、大味な味付けというか。
出演者はそれこそ両劇団の有名役者に、客演で小池栄子を迎えて、名前を見たら文句なし。上手くなりすぎた阿部サダヲよりも微妙に小劇場っぽさが残っている平岩紙とか、ホームで慣れた古田新太より体を張らされる橋本じゅんとか、そっちに目が行く。だけど豪華すぎる役者に見せ場を与えるためか、3時間35分の長丁場に。話は最後にいろいろつながるのだけど、少人数で2時間で収まる芝居をやってくれないかと思うこともあり。
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