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2014年8月19日 (火)

パルコプロデュース「君となら」PARCO劇場

<2014年8月18日(月)夜>

両親に娘2人の4人家族。毎年夏に恒例の家族行事のため、娘たちも実家に帰ってきている。長女に付合っている相手がいて結婚を考えているのは家族も知っているが、長女は相手の紹介を渋る。が、相手がこの行事の機会に家族に挨拶をと考えて勝手に訪ねてきてしまう。青年実業家と思っていた相手は父親より年上の「元」青年実業家。次女には事情を打明けて追い返す算段をしていたらそれより前に父と会ってしまい、その父が彼を「長女の恋人の父」と誤解したところから面倒が始まる。

他の演出家向けに書下ろした脚本を三谷幸喜本人が初演出。結婚と年の差にまつわる話なので海外の芝居か映画に近い元ネタがありそうな気はするけど、ここまで日本的な話で上手くまとめたのはやっぱり三谷幸喜の手柄。後に何も残らない喜劇を公言していた時代の絶頂期の1本、という印象。3分に1回の爆笑という宣伝文句は本当の話で、爆笑が多すぎるから音響は最初と最後の曲、それに途中で効果音がほんの少しだけで済んでいた。ついでにいうと、開演前から曲を流して冒頭の曲につなげて、この話はこの時代の話、というのを伝えるのはおしゃれな手法。

出てきた役者も何でこんなにぴったりか、という役者ばかり。竹内結子は上手だったし、草刈正雄は面白かったし、イモトアヤコは引っ掻き回す。この脚本を演じるのにいろいろなキャスティングは考えられるけど、このメンバーは非常にはまっていた。難癖つけるとしたら長野里美が役の割りに若く見えすぎたくらいか。

いまさら口コミプッシュは出さないので、王道のシチュエーションコメディーが観たい人は頑張って当日券を狙ってください。

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