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2014年9月14日 (日)

葛河思潮社「背信」KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ

<2014年9月13日(土)昼>

作家のエージェントをしている男。妻子ある身だが、出版社を経営している長年の友人の妻と不倫していた。すでに関係は終わっているが、女は今は別の男と関係しており、今度離婚することになる、その協議の途中で男との関係も夫に話したという。取乱した男は友人を呼出すが、友人は以前から知っていたという。ここから話はさかのぼる。

小難しいシリーズだと先入観を持っていたら、まったくそんなことはない大人の話。取乱すのは一部だけで、むしろ淡々と進むところが逆に冷や汗をかかせる。松雪泰子に不倫の役は似合いすぎるとか、田中哲司の油断振りとか、寸評はいろいろあるものの、久しぶりに観た役者・長塚圭史に惹かれた。何が違うんだろうか。

脚本の上で言えば、出てこない男の妻が気になるところ。芝居の上で言えば、これは色々な人の感想を聴いてみたくなる一本。この後に東京、さらにツアーになるので、大人の芝居が観たい人はぜひ。

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