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2014年10月15日 (水)

芸術で一丁やってやろうという地域が先か劇場が先か

横浜の芸術不動産リノベーション助成の募集ページを見つけて読んだのだけど、しっかり書かれた募集要項のまとまり具合がなかなか良かったのでご紹介。こういう事業を行なうときに何を定義すればいいのかがまとまっていて、過去の実施例も紹介されていて、他の自治体も参考になるのではないでしょうか。大掛かりなものからビルの一部までいろいろ事例があります。ちなみに最新事例(2013-2014年)にドッグヤードガーデン活用事業というのがあるのだけど、この会場がとても格好いいので、蜷川幸雄がここでギリシャ悲劇やってくれないかな。

横浜くらいの有名都市で町おこしっていうのも何だけど、紹介されている事例を読むと空洞化というか老朽化というか、建物があっても人がいない場所が多数ある模様。それを、エリアを区切って、一般商業施設でなく芸術にターゲットを絞って町おこししてやろう、というのはなかなかの知恵者がいるはず。横浜だから上手くいく面もあると思うけど、横浜ならできて、横浜が横浜だったら、そりゃあやるだろう。俺が横浜だったらやる。

話は飛んで、国内でツアーを行なう芝居がどこに行くかというのはチラシを眺めながら何となくチェックしている。

・九州だと博多と拮抗して北九州を見かけるのは北九州芸術劇場があるから。
・中国地方は商業芝居だと広島だけど結構少ない。
・四国でたまに香川を見かけるのは四国学院大学が演劇コースを作って平田オリザを客員教授に呼んでいるからで、善通寺に青年団系がツアー時によく寄る模様。
・関西だと大阪はまあ当然(それでも人口規模の割りに公演期間は短い)。
・東海で静岡はSPACがあってもいつも飛ばされているけど、最近は商業芝居すら名古屋を飛ばすようで、最近見かけたのは三谷幸喜くらい。
・北陸・甲信越方面は松本のまつもと市民芸術館で串田和美ががんばっていて、あとたまに新潟のりゅーとぴあ。
・東北は仙台がかろうじてだけど、規模の大きい芝居だとどこなんだろう、小劇場系だと10-BOXの名前を見かける。
・北海道はやるなら札幌だけど、めったに見かけなくて、あそこはたぶん演鑑に呼ばれた団体が行く地域なんだろう。

ということで、チラシで良く見かける地域はだいたいがんばっている劇場がある場所。逆にそういう劇場がない中国と北海道が飛んでいる。

ところがそのくらいがんばっているところに、首都圏はまあ規模が違う。

で、東京および近辺で、芝居をがんばっている公共劇場といえば、新国立劇場が一番規模が大きくて、東京芸術劇場、世田谷パブリックシアター、横浜でかながわ芸術劇場、埼玉でさいたま芸術劇場、少し規模を小さくすると吉祥寺シアター、三鷹市芸術文化センター、座・高円寺、くらいが思いつく。頭の5つだけ見ると

・新国立劇場は浮き沈みが激しいけど、最近はいいほうのサイクルにはいっている。
・東京芸術劇場はリニューアルしたこともあるのか小劇場系の魅力満載で、あれは野田秀樹が芸術監督をやった効果と思われる。
・世田谷パブリックシアターは、大きいほうは表向きの名目が立つような企画でそれなりにやって、シアタートラムで趣味に走った企画をこっそりやって、その趣味がいい方向に向いている。
・神奈川芸術劇場は東京芝居のツアーのついでに寄ってもらっている感じだけど、大スタジオの稼働状況に上向き気配あり。
・さいたま芸術劇場はシェイクスピア、ゴールドシアター、ネクストシアターの3本柱を確立したけど、蜷川幸雄依存率が高い

という印象で、立地の威力はいかんともし難い。けど、東京を飛ばして海外を狙うなら、首都圏から離れているのは逆に武器になるんじゃないのか、とか最近は思うようになってきた。どっちにしても、劇場スタッフか芸術監督か、どちらかががんばる地域が頑張っているように見える。

だんだんタイトルと書いている内容が一致しなくなったのでここまで。

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