PARCO Production「紫式部ダイアリー(プレビュー公演)」PARCO劇場
<2014年11月1日(土)昼>
とあるホテルのバー。翌日にあけぼの文学賞の発表を控えて、選考委員のメンバーとして宿泊中の清少納言が、同じく宿泊中の紫式部を誘って飲んでいる。2人きりで飲んだことのない相手をわざわざ誘ったのはある依頼をするためだったが、そこからやがて話は飛んで・・・。
どういう設定かとおもったらこういう設定だった。台詞なしのバーテンダーはたまに登場するも、あとは本当の2人芝居。女のバトルとか作家のぶつかり合いとか煽っていたような気がするけど、三谷幸喜の独白のような芝居だった。
プレビューの初日だったけど斉藤由貴の落着き方にくらべて長澤まさみがまだ硬い。芝居の都合があるにしても何で長澤まさみにあんな極端な人物造形を割当てたのかと思ったけど、後で考えてみたらいかようにでも「ものにし甲斐のある役」だった。あれをまだ自分の役にできていなかった長澤まさみは、ひょっとしていい人なんじゃないだろうか。
斉藤由貴が上手にやってくれた作家の心得の台詞は、あれは素晴らしかった。ちょっと三谷幸喜の印象が変わった。
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