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2014年12月24日 (水)

演劇集団キャラメルボックス「ブリザード・ミュージック」サンシャイン劇場

<2014年12月21日(日)夜>

90歳の祖父が劇場を借りるために多額の申込料を支払っていたことが発覚。オーディションで集まった役者に発表した演目は、宮沢賢治から預かっていた未発表原稿を舞台化したものだという。キャスティングでもめる中、その原稿を預かることになった経緯を舞台化することに決まる。その経緯は祖父しか知らないため聞取った内容を元に即興で芝居を作り上げていく。劇場は1週間後までしか借りておらず、その最終日が上演予定日。果たして芝居は上演できるのか。

別の当日券で蹴られて収まりがつかず思案した結果、この前観たミナモザで大森美紀子が結構よかったのと、観たはずだけと筋を忘れていたのと、ハーフプライスチケットが手に入ったのとで、まさかのキャラメルボックス観劇。すっかり忘れていて観ながらでもクライマックス以外思い出せなかったけど、途中からはおおよそ予想どおりの山と谷が展開してこれぞキャラメルボックス。よく言えば元気いっぱい悪く言えば押しつけがましい演技が目立つ中で、軽さが出ていた菅野良一がいい感じ。クライマックスのささやき声は2階席からはほとんど聴きとれず、狙いだとしてもその狙いは違うのでは。

所々でものすごい御都合主義が入るけど、基本のアイディアがいいので、まったく別の演出家が豪華なキャスティングで上演したらがらっと印象が変わるかもしれない。JAC出身の役者に堤真一とか、「元」宝塚女優に天海祐希とか。

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