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2016年9月 7日 (水)

制作者のギャラはいくら払うか、いくらもらうか

このブログも長いのでエントリーがそれなりに溜まっているのですが、長期にわたってアクセス上位にくるのが「芝居の費用を計算する」です。全体の費用もそうですけど、みなさんスタッフ(各パート)のギャラを知りたがっているようです。

検索しているのはそのスタッフの親玉でもあり、払うほうでもある制作者と思われますが、その親玉自身がいくらギャラをもらうべきか、悩ましい問題です。私のエントリーでは最後に切上げて16万円強、経験者のfringeでは1ステージ1万円で計算していました。

そうしたらフリーの制作者の人がそのものずばりの「フリーランスの制作者のギャラはどうやって決めるのか 」という内容でブログに書いていました。安値で請負って持出しがかさんだ時期を経て、こういう方法にたどり着いたそうです。

そこで私が考えたのが、単位制にするという方法でした。
最初は1単位=15万円。

これだと、15万円以下の仕事は無い(受けない)ということになります。
15万円の次は、30万円(2単位)です。

さすがに、15万円と30万円だったら、ある仕事を依頼された際にその内容で15万か30万かは自分で判断がつきますよね。

こんな感じで、報酬は15・30・45・60…と15単位でしか刻みがなければ、かかわる日数や、本番の拘束日数、制作に求められるレベル(プロジェクトの難易度)によって、自分の中では比較的簡単にギャラが提示できます。

(中略)
ちなみにフリーランス3年目で1単位=15万円からはじめ、4年目で20万円に値上げしました。今年は5年目でございます。

これは稼ぎが多いほうがよいということ以外に、他人の相場に与える影響も考慮してのこと。実にわかりやすい。物価の違いを考慮しなければ、奇しくも私の計算した16万円強がほぼ1単位でした。ただ、たまたま1単位が15万円でも、1公演の制作を頼んだらフリー三倍則にしたがって本当は3単位くらいは見ておかないと駄目かな?

制作者であることを考慮しても面倒なお金の話を実にすっきり書いた文章だったのでプロフィールと活動履歴を見たら、結構大きな仕事に関わっている人だった。このくらいのキャリアの人にはこのくらいという目安にもなります。お悩みの人、リンク先をご一読あれ。

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