劇場では帽子を脱ぎましょう
たまたま昼と夜と、同じ日に両方ともキャロットタワーで芝居を観たのですけど、開演前の客席で帽子を脱ぐようにお願いしている客席係が目につきました。客席の真ん中まで入りこんでお願いしていたので、本気度は高い。けど全員がお願いしていたわけではなく、昼も夜もたぶん同じ人がひとりだけお願いして回っているように見受けられました。想像する経緯は
・高い帽子をかぶって後ろの客が観えないことがあるので脱いでもらったことがある
・いちいち帽子の高さでお願いを変えるのは面倒なので全員に脱いでもらうようになった
ということではないかと思います。
仕事で必要だったり安全性の問題がある場所でなければ、建物の中で着席する場所では帽子を脱ぐのがマナーと思っていましたけど、最近はそうでもないようで、帽子を脱ぐマナーの根拠まで問われる事態になっているようです。劇場について言えば、10年前にはここまで帽子は見かけなかったはず。ここ数年で帽子がファッションとして一般的になってから、上演中もかぶっている人をよく見かけるようになった印象があります。
ただ劇場に限って言えば、後ろや横の人の迷惑になる可能性があるので、もう一律で帽子は脱いでくださいとお願いしていいと思います。冒頭の客席係が劇場の指示でお願いしていたのか自主的にお願いしていたのかは不明ですが、劇場の公式ルールにしてもらってもいいんじゃないでしょうか。その代り、最近は頭が涼しくなってきたので、冬場は劇場の暖房を適切に設定していただけると助かります。
劇場客席でよく見かける関係者では、いのうえひでのりがいつも帽子をかぶっていて脱いだ姿を見たことがないので、ぜひ脱がせることに挑戦してみてください。
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