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2017年8月13日 (日)

Bunkamura企画製作「プレイヤー」Bunkamuraシアターコクーン(若干ネタばれあり)

<2017年8月11日(金)昼>

某地方の公共ホール。町おこしの一環で地元の人間と東京から来た役者とで芝居の共同制作を行なうその稽古場。刑事の失踪した友人である女性が死体で発見されたため、女性が生前に力を入れていた瞑想セミナーに刑事が赴くという脚本。それを稽古している出演者たちの演技が、脚本の内容とがだんだん混ざっていく。

オカルト要素をふんだんにちりばめた前川友大のホラー脚本を、茶化す要素ほぼ皆無で長塚圭史が演出。前川友大が脚本演出を行なうと脚本のホラー要素は慎重に演出され、長塚圭史が脚本演出すると脚本が振り切れすぎているのでシリアスに演出してもフィクション感が残るところ、今回の組合せだとオカルトホラーとシリアスが必要以上の相乗効果。お盆の時期とはいえ、今時はとことんやらないと驚かれないとはいえ、劇場ライブとしては個人的には演出やり過ぎの判断。芝居はのめり込んで観たいといつも思っているのに、引きながら観ないといけないと思ったのは初。

峯村りえ演じる劇場制作者がこの脚本を選んだ理由からオチはある程度予想できたけど、劇場制作者と真飛聖演じる演出家との間に裏設定がありそうで、そこが観ていて嫌だった。刑事役を演じる有名俳優役の藤原竜也の熱演も裏目。演出助手の安井順平だけが最後まで稽古場の人間の立場で、客席ののめり込みを防ぐ役だったけど、これだけでは足りない。

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