ホリプロ企画制作「NINAGAWA・マクベス」さいたま芸術劇場大ホール
<2017年7月14日(金)昼>
戦功で地域の領主に取立てられたマクベス。だが魔女の予言に唆されて、労いに行幸した王を妻と共謀して殺害して王位をのっとってしまう。それに気がついた心ある臣下は去って捲土重来を期す。
有名な蜷川演出。衣装を日本の戦国時代にしたことで洋の東西を越え、仏壇のプロセニアムアーチの前に座る老婆が声を出さずに嘆きおののく姿で惨劇を歴史に乗せ、恒久的な悲劇であることを証明した演出はやっぱり凄いの一言。殺陣が若干もたつくものの、マクベスの悲劇を、日本人にも理解しやすい形で十分に味わえる。マクベスの友人でやがて敵となるバンクォーの辻萬長とくによし。
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