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2018年2月17日 (土)

載せない賞を宣伝に使っている話

そろそろ3月4月の芝居のメモでも作るかと調べていたところ、数々の演劇賞を受賞したという団体が目に入った。けど賞の名前はどこにも書いていない。ホームページに行ってみても受賞歴が記載されていない。検索したところ、受賞歴があるのは本当だった。あまり名前を聞いたことのある賞ではなく、かつ優勝や大賞でもなく奨励賞などが主な模様(なお「数々」の数も載っていたけど、全数一致するかまでは調べていない)。

受賞数だけ載せて賞の名前を載せないのもあまり見かけないことなので、理由を想像してみた。

・受賞はしたもののその賞にエントリーしたことで名前も載せたくないくらい不愉快な思いをした

・無名な賞を誇ることで逆に客からその団体がいじましく思われてしまう可能性を避けた。

・その賞が参加賞に近いものだった、参加した団体が何かしらはもらえるような賞であり、知っている人が見ればそれが分かってしまうようなものだった。

・受賞に当たって何らかの裏工作を行なった

受賞したのだから載せて宣伝に活用すればいいと思う。けど賞の名前を載せないくらいなら、受賞の数を誇るのも止めたほうがいいと思う。法律や業界の慣習で許される許されないの話ではなく、宣伝に関する矜持の話。

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2018年2月13日 (火)

こまばアゴラ劇場が演出家コンクールを開催

本当に平田オリザはいろいろな企画をよく思いつく。公式サイトより。

 現在の日本の演劇界には、演出家に対する賞、特に演出能力そのものを評価する賞が少ないという問題があります。また、若手演出家には自分と異なる文脈を持つ戯曲や俳優に触れる機会がほとんどありません。これらの現状を踏まえ、あらかじめ配役された青年団・無隣館及び、関連団体の俳優とともに、若手演出家が課題戯曲の演出に挑む3日完結型のコンクールを実施します。こまばアゴラ劇場は、身一つで参加できる本コンクールで、若い演劇人たちに新しい出会いや視点を得る機会を提供していきます。

3月締め切りの選考に通った演出家は、初日は一次審査で1日勝負、2日目は1日稽古して、3日目に二次審査だそうです。自分と異なる文脈を持つ戯曲はさておき、役者はそもそもいないだろう青年団みたいな役者は。でもそれで役者のばらつきを抑えつつ、審査基準に

①体、言葉、空間を制御する技術
②独創的・批評的な感性
③はじめて仕事をする俳優たちとのコミュニケーション能力

ってあるから、まあ多少の役者の違いは問題ない。というか、青年団の役者であればたいていのことには対応できるはずというのが観客として感想なので、そこにケチをつける演出家はお呼びでない。宿泊補助付きだから身一つというのも伊達ではない。こういうところにこまばアゴラ劇場を長年運営してきた経験が生きている。

我こそはと思う演出家は応募してみては如何。

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2018年2月 5日 (月)

東京芸術劇場がアーツアカデミー研修生を募集中

首都圏の公立の劇場だと、新国立劇場と座・高円寺に演劇研修所があって(座・高円寺はスタッフもあったはず)、世田谷パブリックシアターと神奈川芸術劇場がスタッフ向け研修をちょくちょく開催していて、さいたま芸術劇場は研修がない代わりにゴールドシアターとネクストシアターを抱えていて、みたいに特色がある。

その中でも劇場の規模の割りには研修業務を見かけることが少なく、フェスティバル/トーキョーみたいなイベント中心でやっていくのかと思っていたら、経験者に限るけど、まさにそういうイベントを担えるような制作者や教育者向けの研修生を募集していた。こちらが募集要項ページ

研修目的

公立文化施設等の公的機関や芸術団体、または今後東京で行われるフェスティバル事業等で活躍することを目指す若手人材に対し、プロデューサーやコーディネーターとしての資質の向上、又は舞台芸術分野へのキャリアチェンジに資することを目的としています。レクチャーやゼミ、現場での実務研修を通して、それぞれの業務に必要な知識や技能を付与するとともに、他の劇場関係者とのネットワークをつくる機会も提供します。

研修目標

・現場経験:机上の論で終わることなく、理想を実現するための経験を蓄積する。
・ナレッジ:キャリアの基盤となる豊富な知識と、クリエイティブな思考を身につける。
・ネットワーク:将来のキャリアにつなげるネットワークを築く。

短期3ヶ月、長期10ヶ月でほぼフルタイムに相当する時間を使って、さらに提出するレポートの作成も必要だけど、レポートに対する支払いという形で毎月18万円もらえるらしいので、金銭面もいろいろ気を使っている模様。説明会が2月10日にあって、応募締切が2月22日なので、もうすぐだけど気になる人は要予約の説明会に参加してみては如何。

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