« 青年団のチラシ配りがマニアすぎる | トップページ | リアリティーより説得力 »

2018年4月25日 (水)

1000人規模の入場列管理実務

こんな記事を見つけました。元記事はパチンコ屋の整列とのことですが、抽選で入場順番を決めるところは最近の劇団☆新感線の当日券抽選と、入場で100番を超えたら10番単位にするあたりは青年団(こまばアゴラ劇場自由席)の入場管理と、それぞれほぼ同じです。メイン箇所を引用すると以下です(改行だけ変えました)。

尚、徹夜が禁止になってしまったため、整理券の配布は抽選で行なっています。

・まずは列の先頭に一人が待機します。
・行列ができはじめると同時に、ナンバリングがされた抽選引換券を配布しながら列の最後尾へと移動し続けます。
・抽選開始時間になった時点で、列への参加を禁止します。
・その時点での抽選引換券のナンバリングを確認し、抽選マシンに母数を入力。
・参加者から抽選引換券を回収しつつ、抽選を行います。
・抽選開始時間に間に合わなかった参加者には、特例として配布した番号以降の整理券を配布しています。

この方法を取ることによって、行列に対する割り込み管理を行う必要がなくなります。
そして大事なことは、こうした抽選方法だということをルールとして明確に提示しておくことです。

・抽選には引換券が必要です。
・引換券は行列最後尾で配布します。
・抽選開始時間までに来店できなかった場合は、それ以降の整理券を配布します。(ただし、これも5分程度で打ち切ります)

これに加えて、抽選開始時間を大きく記載します。
これらを抽選場所と列最後尾に並ぶ人間とにプラカードで持たせることで参加者に明確に伝えています。
当然、十分時間をもっての事前の通知も重要です。
この段階であれば、3人程度で捌くことが出来ます。
抽選に間に合わなかったユーザーは、先着順の列に誘導します。ただ、この列も経験上開店30分前で50人を超えるようなことはありませんでした。


つぎに実際の入場です。

配布した整理券には次のような情報が記載されています。

・大きめのフォントで印刷された整理番号
・整列開始時間(入場開始時間の10分前程度)
・入場開始時間
・整列のための列が100番刻みでできていること

そして店頭には、100番刻みで番号が書かれたプラカードと、そこから伸びる並ぶ場所を示したテープが歩道にはられています。
これによって列は100人までしか伸びず、また整列開始時間が記載されているために、店舗前に行列ができる時間を最低限に抑えることが出来ます。

次にその10分間に集まってくる整理券を持った人間を、該当する番号の列におおよそ誘導します。
この時、全員を綺麗に番号順に並べる必要はありません。前後10人程度なら入場の時に整理し直せるからです。
そうすれば4~5人で1000人を捌くこともそれほど大変ではありません。

最後に入場させる時にもうひとつのコツがあります。
人間の心理的にも順番をシビアに守りたいのは100番程度までということが経験でわかりました。
その為、はじめの100人は一人ずつ番号を呼び入場させますが、それ以降は「110番までの方」「120番までの方」とある程度の括りで入場させます。
この時、できるだけ大きな声で番号を叫ぶのがコツです。
面白いことに、そうなると自分たちの番号を参加者同士が確認し始めるのです。
その分、順番をしっかりと整列させる労力を割愛することができました。
それに多少前後してしまったとしても、そのことについてクレームを受けたことは一度もありません。どこかに確認できなかった自分の責任を感じているのかもしれません。

抽選が厳密に行われることがわかれば、徹夜をしようとする人間は居ません。
徹夜組に対する対応の答えにはならないかもしれませんが、SNSで話題が一挙に広がり参加者が大挙して訪れる可能性のある今の世の中では、徹夜禁止の上で先着順というのははっきりいって不可能だと思っています。

こういうノウハウは並ばされる側も含めて共有されたほうがよいと考えますのでご紹介です。

|

« 青年団のチラシ配りがマニアすぎる | トップページ | リアリティーより説得力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 青年団のチラシ配りがマニアすぎる | トップページ | リアリティーより説得力 »