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2018年4月25日 (水)

リアリティーより説得力

自分の言葉ではなく、本谷有希子の言葉です。たまたま見つけました

「リアリティーには興味はなくて、説得力さえあればいいんです」

あの面白さ、それでいて漫画のような二次元感を表現するのにこれほど適切な言葉はありません。

以前「立体感のある芝居」というエントリーを書いて、読返してもよくわからない文章だけど、以下の箇所、

けど、何か伝えたいこと訴えたいこと表現したいことがあって、それを2時間なりで観客に伝えたいと思った場合、方法は複数あってよくて。それが例えば人生いつも脇役な女性の悲哀を描きたいと思ったときに、悲惨な現実を積重ねてもいいんだけど、「マシーン日記」みたいに一見ありえない(あるいはとても珍しい)設定を積重ねて描いても、観客に伝わる悲哀は等量なんではないか、むしろ後者のほうが深く伝わるなんてこともあるんではないか、と。(中略)野田秀樹なら省略と誇張というところというべきか。

これをもっと上手に一般化して短くすると、説得力の出し方はリアリティーだけとは限らない、と言えそうです。言えました。作り話だからこそ伝わる、伝えられることもある、と言い換えてもいいです。

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