イキウメ「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」東京芸術劇場シアターイースト
<2018年6月2日(土)昼>
脳科学者だった父がアルツハイマーとの連絡を受けて帰国した息子が見たのは、父自身が精神と記憶を移植したコンピューターだった「箱詰め男」、どこから来たのかわからない衝動を無視するのはよくないという考えにとり付かれた運送会社の運転手は死亡事故を起こして交通刑務所から出てきた後もますますその考えを深めていく「ミッション」、就職活動を始めた女性は母の病気再発を聞かされて介護のために大学を辞めようかと相談するも家族からは反対されて恋人とも距離を置き始める「あやつり人間」。
日本人なのか人類全体なのかわからないけど、自他の区別が曖昧で自分の感情に鈍感な人間についての考察をちりばめた中篇3本。自分の興味ど真ん中で感心することしきりだったけど、この面白さをどうやって説明すればいい。
いつも主役に近い安井順平や浜田信也が引いて、ゲストの小野ゆり子、清水葉月、田村健太郎、千葉雅子に多めに活躍させたのは劇団としてよい兆候ととらえたい。1本目と3本目で確固とした存在感を示しつつ、2本目のおばちゃん所長役のほうがハマって見える千葉雅子はやはり小劇場の人。美術と照明を駆使した場面転換の場面は素敵。
後日更新するかも。
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