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2018年7月19日 (木)

2018年上半期決算

恒例の決算、上半期分です。

(1)あうるすぽっと主催「あうるすぽっとでお正月」あうるすぽっと

(2)シス・カンパニ―企画製作「近松心中物語」新国立劇場中劇場

(3)パルコプロデュース「アンチゴーヌ」新国立劇場小劇場

(4)東京芸術劇場主催「秘密の花園」東京芸術劇場シアターイースト

(5)パルコ/兵庫県立芸術文化センター共同製作「テロ」紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

(6)オフィスコットーネプロデュース「夜、ナク、鳥」吉祥寺シアター

(7)ハイバイ「ヒッキー・ソトニデテミターノ」東京芸術劇場シアターイースト

(8)ホリプロ企画制作「ムサシ」Bunkamuraシアターコクーン

(9)カオルノグチ現代演技「演劇部のキャリー」OFF・OFFシアター

(10)世田谷パブリックシアター企画制作「」シアタートラム

(11)カオルノグチ現代演技「演劇部のキャリー」OFF・OFFシアター(2回目)

(12)小田尚稔の演劇「是でいいのだ」三鷹SCOOL

(13)劇団青年座「砂塵のニケ」青年座劇場

(14)シス・カンパニー企画製作「ヘッダ・ガブラー」Bunkamuraシアターコクーン

(15)小田尚稔の演劇「凡人の言い訳」新宿眼科画廊スペースO

(16)ホリプロ企画制作「酒と涙とジキルとハイド」東京芸術劇場プレイハウス

(17)パラドックス定数「731」シアター風姿花伝

(18)新国立劇場主催「1984」新国立劇場小劇場

(19)さいたまゴールド・シアター「ワレワレのモロモロ」さいたま芸術劇場NINAGAWA STUDIO

(20)赤坂ACTシアタープロデュース「志の輔らくご」赤坂ACTシアター

(21)M&O playsプロデュース「市ヶ尾の坂」下北沢本多劇場

(22)イキウメ「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」東京芸術劇場シアターイースト

(23)新国立劇場主催「ヘンリー五世」新国立劇場中劇場

(24)こまつ座「父と暮せば」俳優座劇場

(25)世田谷パブリックシアター企画制作「狂言『楢山節考』」世田谷パブリックシアター

(26)青年団「日本文学盛衰史」吉祥寺シアター

以上重複1組を含む25公演26本、隠し観劇はなし、すべて公式ルートで購入した結果、

  • チケット総額は161520円158220円
  • 1本当たりの単価は6212円6085円

となりました。せめて単価6000円は切りたいのですが、高止まり傾向です。近年プロデュース公演が目立つ中ではだいぶ劇団公演に寄せた半期でしたが、その劇団がキャリアを重ねてチケット代が高くなる傾向なのに加えて、プロデュース公演はもともとチケット代が高値維持からさらに上をうかがう勢いです。何となくですが、制作者、それも小劇場出身者はミュージカルではない芝居でも一番高い席を10000円突破で売るのが夢のように見えます。それは構いませんが安い席も取揃えてもらえればというのが観客からの願いです。シス・カンパニーが(2)で、1階前方中央ブロックをSS席として売って、それ以外の1階席はS席で値段を抑えていましたが、あれが制作者と観客と双方の妥協点だと思います。

本数でいえば、こんなにたくさん観るつもりはなかったのに増えてしまい、なるほど金がなくなるわけだと思い当たりました。それでいて話題作目白押しの5月ゴールデンウィーク明けから6月上旬の1ヶ月間にほとんど観られなかったという偏りがもうひとつあります。その結果、玉石混合のシーズンとなりました。

エンターテイメントのPARCOが新年早々気合の入った海外新旧シリアス台詞劇で圧巻だった(1)(5)、劇団の再演と初顔あわせの劇団での新作で岩井秀人にはずれなしの実力を見せた(7)(19)、劇団公演はやはりこうでなくてはという(17)(22)(26)、少人数小劇場でも面白いものは面白いと再認識させてくれた(9)(11)(12)、数ある再演ものの中では頭ひとつ抜けていた(8)(21)を玉として記録しておきます。この中でも特に記憶に残るのが、台詞だけでここまで舞台は作れるのだと証明したうえに観客投票まで設ける新趣向で観客席をどよめかした(5)、引きこもりの本人と周囲と両方の視点で希望も苦味も1本の芝居に詰込んだ(7)、日本ドメスティックな話題をあそこまで小劇場的に消化した(26)の3本になります。なお大真面目に人間の信念を問う(1)(5)の2本は、PARCOへの偏見ですが、新年の舞台だから信念の話とかいいんじゃね、くらいのノリで始めた企画だという疑いが今でも消えません。それくらいインパクトの強い企画でした。

今シーズンは観たい芝居があるのに思うようにスケジュールが合わずに観に行けない時期に雑文をたくさん書いています。(13)(15)の芝居を後から思い返して、伝えたくないことまで伝わってしまう舞台の不思議を書いた「演劇は恐ろしい」は、これまで関係者のインタビューなどで断片的に見かけていた話を実体験として理解できた瞬間でした。またたまたま見つけた本谷有希子の言葉「リアリティーより説得力」は、仕上がりを計るための視点のひとつを言語化してくれた貴重な偶然でした。あとは自分のよく観に行く劇場の話から、ステップアップしたい劇団の上演先が無くなっている話に展開した「劇場とか劇団とか」も、自分が芝居を観始めたころからいろいろ環境が変わっていることを再認識する機会になりました。

後半は息切れして、感想を上手く書けず、楽しんだのに投げ気味になったエントリーもありました。でも記録しておくだけでもよいことだと考えて、続けられるだけ続けていくのが目標です。

引続き細く長くのお付合いをよろしくお願いします。

<2019年1月5日(土)>追記

チケットの総額を間違えていたので単価と合せて訂正。

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